2019年4月の俳句

花冷の戸惑う服の薄さかな (はなびえの とまどうふくの うすさかな)

今年は桜が咲いてから寒い日が続き、着るものに困りました。季語:花冷


堅き意志亀が鳴こふと鳴くまいと (かたきいし かめがなこふと なくまいと)

亀は鳴きません。季語:亀鳴く は藤原為家の「川越のをちの田中の夕闇に何ぞときけば亀の鳴くなる」という和歌が典拠とされて空想の季語です。しかと決めた決心は鳴かない亀が鳴いたとしても揺るがない、、のではないかと。


片栗咲く秩父札所の骨休み (かたくりさく ちちぶふだしょの ほねやすみ)

秩父に旅行したときの句です。広く斜面一面に咲く片栗の花が美しかったです。秩父西国巡りの人たちも疲れが癒されるのではないかと。季語:片栗


本日24日は主宰の母校立教大学の池袋キャンパス吟行でした。池袋は全くの異郷の地でして何が何やら何処がどこやらさっぱり分かりません。集合場所&句会会場はキャンパス内のセントポール会館。案内では西口より徒歩10分とありますが、???こちらでいいのかなと、とにかく学生が列をなして歩いているので立教の学生に違いないと後に付いていきました。

学生の後に付き着く若緑 (がくせいの あとにつきつく わかみどり)

10分では済まなかったけれど、無事とうちゃこ。着けば緑がいっぱいのキャンパスでした。季語:若緑。


創始者の白きアルブや白躑躅 (そうししゃの しろきあるぶや しろつつじ)

キャンパス内の資料室には創立者である宣教師チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教のアルブが展示されていました。アルブとはキリスト教の聖職者や信徒者が着用するくるぶし丈のゆったりとしたローブの事です。100年以上経ても白さが保たれていました。季語:躑躅

近くには江戸川乱歩記念館があります。実際に住んでいた家が記念館として残され、立教大学が管理しています。そこでご愛嬌の川柳一句。

謎のまま句友探偵乱歩の碑 (なぞのまま くゆうたんてい らんぽのひ)

総勢20名の句友。入口にある乱歩の石碑が達筆で読めなかった。句なのか和歌なのか、詩なのか。私などそれさへ判別できなかったです。(トホホ)

スーパーラグビー2019 サンウルブズ vs ハリケーンズ & ウルフパック観戦

秩父宮での試合は久しぶりです。4/19 金曜日19:00キックオフのナイター。会社帰りの方たちも多くて観客数は今季最高の16,805人。バック席はほぼ満席でした。縁の縁まで埋まっていましたもの。

f:id:nikkokisuge:20190423033406j:plain:left 迎え撃つのはハリケーンズ(NZ)。NZカンファレンス2位の強豪です。そんな相手ながら、サンウルブズは前半2トライを決め23-10とリードした、にもかかわらず、後半ハリケーンズに3トライを許し、サンウルブズはノートライ、23点に加算されることなく、ハリケーンズは19点を加え、23-29で逆転負け。なんこった! 相変わらずラインアウトは駄目だった。得点できるチャンスをピンチにしてしまう、これを乗り越えないことには勝ちはないです。後半フロントローが変わってスクラムは押されるしね。
ジャーナリスト村上晃一さんのコラムを引用させていただきますと、
『ミスや反則の連鎖で接戦をものにできない。報道陣からは、どうすれば課題を修正できるのか、という質問が出た。トニー・ブラウンヘッドコーチはジョーク交じりに「あと5年、スーパーラグビーでプレーさせてもらえれば」と語り、こう続けた。「ハリケーンズは、過去に優勝経験もあり、プレッシャーへ対応する術を知っている。毎週、プレッシャーのかかる試合を経験して改善されるものでしょう」』
26日金曜日秩父宮でやはりナイターでハイランダーズ(NZ)と対戦します。ホームでの初勝利を期待します。もちろん観戦します! しかし、チケットが値上がりしてるんですよ。バック自由席大人3,000円がなんと1週間後の試合は4,000円に。ナイターで動員できたのでここぞとばかりに値上げして、、、としか考えられない。ひえぇ~セコい! 


20日は日本代表の強化試合。スーパーラグビー下部チームとの試合「ウルフパック」を千葉県市原市ゼットエーオリプリスタジアムで観戦。(「ゼットエーオリプリスタジアム」ってどこで区切ったらいいか分かりません(笑 )

f:id:nikkokisuge:20190423041658j:plain:left 対戦チームはハリケーンズのBチームでした。3/29のアウエイで日本は負けているんです。この日は66-21での大勝。勝ち試合を観るのはなんと久しぶりなことか! トップリーグでも応援のキヤノン東芝は負けてばっかりだったし、SRも秩父宮では勝っていなかったし。勝ち試合のなんと晴れやかな気分、とは、こういうものだったかと(笑)。
怪我から復帰したフッカーの堀江も安定の堀江として戻ってきたし(お節介ながらでごめんなさいですが、あのヘアスタイルともさもさの髭はやめたほうがいいんでない。どうもどこぞの教祖みたいに思えて仕方がない の声が聞こえたか、今朝の写真では髭は少々短くしています)。ラインアウトもうまく運んだし、キックの田村も成功してたし、大満足でありました。
ハリケーンズ 弱かったです。Bメンバーとはいえ選手たちもAに上がれる機会を狙っているわけですから、手を抜くはずがないでしょう。まっ、日本代表が力を付けているってことで。
27日土曜日 秩父宮にて13:00キックオフでウェスタン・フォースBと戦います。この試合は何故か無料です。
国内での試合を終えて5月にはオーストラリアで2試合をするそうです。

私ミーハーですが、それがなにか………政治編

難しい政治の話は出来ませんので、つらつら思うことを。
まぁ、なんと言っても安倍内閣の人材不足はどうしようもないですね。どんだけの大臣が失言で去っていったか。この間の桜田義孝議員は極めつけでしたね。「石巻市(いしのまきし)」を「いしまきし」と読むし、挙句の果て「復興以上に大事なのは高橋さんなので、よろしくどうぞお願いします」。どんだけ馬鹿なんだと思いますよね。
それにつけても、菅官房長官はある意味大したもんだと思うのですよ。菅さんの経歴などよく存じ上げませんし、好きな政治家というわけでもないですし、自民党が好きな政党でもありませんが、、、菅さんは官房長官という役割を見事全うなさっていると感心するのです。度重なる閣僚や自民党員の問題発言の批判に対して落ち着いて淡々と対処。きっと心の中では「いい加減にしてよ、馬鹿な発言ばかりして。やってられないっ。僕の身にもなってよっ。」と煮えくり返っているに違いないでしょうが(笑)、、、そんな感情抑えて・抑えて。徹底した役割ぶり。なかなかできませんよぉ~。お笑いになることもめったにありませんが、ときに見せる笑顔はチャーミング。(あっ、案外好きかも(笑 )

住んでいる区は区長選、区議会議員選挙で選挙戦真っ只中。まぁ、選挙カーの往来で賑やかですわ。しかしねぇ~、現職の区長さんが3期勤めて4期目を目指すという。76歳ですよ! 悪いけれどもう引退していただきたい。区長の任期を連続して3期を超えないように努める『多選自粛条例を制定』したにもかかわらず、4期目となる区長選挙への立候補を表明したんでございますよ。『自ら制定した条例を廃止した』んでございます。自分都合に条例を引っ掻き回して、もはや老害だっ!

政治の話ではないですが、ラジオから小耳に挟んだ情報。ナイジェリアは今や中国、インドに次ぐ人口の増加国らしいです。上の二国に比べると人口数には隔たりがあるようですが。そのナイジェリアで大金持ちは7000km離れたロンドンからピザパイを取り寄せるのがステイタスなんだそうな。ロンドンってピザが美味しい? ピザ冷めちゃいません? 何故にイタリアを越してロンドンなんだ? と、とても理解に苦しみます。けれど、そうなんだって。

3年半ぶりの石老山(せきろうざん)

4/13日土曜日、今回は友人を誘って登りました。朝7時に横浜の彼女を迎えに行って相模湖駅近くの県立の公園駐車場に車を預けバスの利用で石老山入口へ。バスは登山客で満員。人気の山ですねぇ~。9時半頃に登山スタートです。いつも夫婦ふたりの登山で友人と一緒は初めてです。夫はいつもどおり自分のペースで先を行きます。私達は久しぶりの再会なのでいろいろ話をしながら。おばさんふたり連れでこれまたよく喋る、大きな声で、あの人達ちょっとうるさいわ、、、と他のおばさん連れのことを思ったけれど、私達もそうであったでしょうね、きっと(キャッ)。でも声は大きくなかったと思う、、、多分。
頂上までの600m登りのコースタイムは105分ですが我々女性は120分掛かった。まぁ、私のペースですと大体+15分なので、こんなもんかな。友人は私より年も若く、時々山に登っているので健脚です。でも私に付き合ってくれてゆっくり。まぁ、これが2回・3回と同行を経れば、きっと「先に行くね!」となるでしょうね(アッハ)。いいんです、それで。
しかし3年前に登った時はさっさと登れたのに、今回はきつかった。明らかに3つ歳を取りました。

相模湖は神奈川県ですが、山の多いところですので桜はまだ満開でした。今年は桜をたくさん眺められました。
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頂上からは富士山が見事に見えました。
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下山途中には眼下に相模湖が見えます。この湖を渡し船に乗って駐車してある対岸の相模湖公園に帰ります。
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船頭さんの話ですと石老山の石はさざれ石で、それはこの周りの山では石老山しかなく珍しいとのこと。「あの君が代のさざれ石ですよ」と船頭さん。「そうですか、それは貴重で由緒正しきお山ですね」と訳解んない社交辞令の私。友人はクスリと笑う。

帰りには立ち寄り湯 さがみ温泉「うるり」で汗を流しました。所が風呂から上がって服を着て、あれっ、入館のタグが無い。タグは腕に付けて入浴したのです。上がって外してロッカーの上に置いた記憶。いくら探しても無い。友人も脱衣所、荷物を探してくれましたが見つからない。フロントにその旨伝え、紛失で届いていないのでもう一度探してくれますか と言う。今一度浴場、脱衣所を探しても無い。
もうこりゃしょうが無い弁償かなと覚悟して、ビールを飲むことに。しかしこのタグのバーコードで出るときに全て精算なので、ひょっとして拾われて使われでもしたらと、そんな気だけ回って、食堂のレジで使われていないか確認してもらう。「まだ使われていません」で安心。ビールをググッと飲みました。ほんでもって飲み食いしているうちに、なんか肘下あたりの下着がゴロゴロするわと直そうと指を入れたら、タグであった。。。。頭の上のメガネを探すの図 ですわね。あじゃ、、、血相変えて「使われていませんかっ?」って、使われるはずねぇだろう!! って話です。恥ずかしい。頭は5つ歳を取ったか、いや7つ?

女王付く映画 2作品

3~4月で観た映画は2本とも女王に関わる映画です。

f:id:nikkokisuge:20190407125321j:plain:left 1本目は『女王陛下のお気に入り』。俳優を狙っての鑑賞ではなく、ストーリーはどんななの? という興味から。主人公の女優さん、どこかで見た顔だなぁ~と帰って調べてみたら La La Land 主演の女優であった(汗)。アン女王は主役ではなく、こちらは出世するための女官の陰謀が渦巻く宮廷の話。あんまり後味の良い作品ではなかったです。








f:id:nikkokisuge:20190407125850j:plain:left 女王でもこちらが本命の映画です。昨年NHK BSプレミアムで放送されていた海外ドラマ『クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮‐決断‐』が面白くてずっ~と観ていました。海外の歴史には疎く、ましてやスコットランドイングランド 両国の関係は全く知りませんでした。テレビドラマではスコットランド女王の嫁ぎ先のフランスの内情も描かれていましたが、映画ではスコットランドのメアリー女王とイングランドエリザベス1世 二人のライバル関係に絞られます。両女王とも最高の教育を受けた才女です。
王位継承的にはメアリーのほうが上であることにより、メアリーの存在ををいつも怯える、エリザベス、イングランドの国そのものとも言えます。しかし、従姉妹同士であるという血縁、女王が生きていく上での周りの軋轢(男社会)と共通する悩みを持つふたり、理解し合えるところもあったのです。メアリーはスコットランドを追われ(カトリックプロテスタントの戦い)エリザベスに助けを求め、イギリスに17~8年幽閉され、最後には謀反の罪で処刑されますが、エリザベスはメアリーの意志をついで、メアリーの息子ジェームス6世がジェームス1世として王位を継ぎ、イングランドスコットランドを一つに結ぶ連合王国が成立しました。 いがみ合っていた2国を結び平和と繁栄をもたらしたエリザベス1世、その功績は大きいです。
女優二人がそれぞれの役を演じきっており、なかなかに見応えのある映画でした。

我が家の桜

f:id:nikkokisuge:20190404140549j:plain:left 最寄り駅には農協がありまして、そこで地元の農家(といってもほとんど少し畑をのこして営んでいるくらい)の野菜を安く農協の事務所の前に並べて売っております。朝散歩のコースなので利用しています。季節の花も並んでいます。昨日も昨日とて歩いておりましたら、桜の枝をも売っておりました。1枝150円しめて3枝買いました。家まで持ち帰るとき(もちろんレジ袋には入れてあるんですが)、家の近くには桜並木がありまして、すれ違う人から白い目で見られました。
ですよねぇ~、そりゃ「このおばはん何を悪いことしてるんや!」と思いますよね。ちょっと気まずい思いをしましたが、、、活けてみれば美しい。


話は変わりますが、今季のスーパーラグビー サンウルブズは2勝目を上げました。2月の秩父宮で1点差に泣いたワラターズを相手に、これまた接戦の29-31と2点差で、しかも敵地(オーストラリア)での勝利でした。こりゃ目出度い。今週末はやはりオーストラリアでレベルズと戦います。レベルズは強いから気が抜けませんけれど、勝利をもぎ取って欲しいです。

スーパーラグビーでの参戦は5年の契約が終わり2020年度までとなります。次の継続はなくなりました。SR参戦により日本チームの強化となったことは事実です。諸々の事情はあるでしょうが、まっこと残念なことです。原因の一つには、推定10億円要求されたということがあるようですが、、、それがべらぼうな金額なのかどうか正直よく分かりませんが、出せないんですわねぇ~、日本は。値下げ交渉の余地はなかったのでしょうかね。やはり何かにつけ交渉下手なのですかねぇ。勝手なこと言うファンで申し訳ないけれど、そう思ってしまいます。培われたこの数年が、、、惜しいことです。 

新元号 「令和」

f:id:nikkokisuge:20190401142032j:plain:left 発表されましたね、新元号。なんせ今日は4/1、エイプリルフールでございます。本当に間違いないですわね。数時間経つまでにわかに信じがたかった。「さっきのは嘘ぴょ~ん!」なんてされるのではないかと。。。。まさかね、政府が菅官房長官がそんなことするわけがございませんわね。あっは、失礼しました!!

「和」が「昭和」を連想するので、ちょっと気がかり。あまりにも近いし、隣国諸国からなんか言われそうな気がしますが。まぁ、余分な心配でしょうか。
意外と若い子たちの関心があってびっくり。「そんなもん要りませんから」というかと思ったら結構騒いでいますね。まぁ、イベント感覚でとりあえずインスタ・ツイッターのネタにが正直なところでしょうか。

『初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す』。う~む、それを知ると、「令和」の意味はなかなか奥が深いですね。
「令」の文字ですぐ浮かんだのは「起立・令・着席」の号令。あっは、座ってはあかんのね。教養がないとこんなものかと恥じ入ります。
元号元号であって構いませんが、一般は西暦を使ってほしいです。役所はやはり元号でいくんですよね。