日光 中禅寺湖辺りを散策

 GWの終盤1泊で行きました。アカヤシオやオオヤマザクラなどを観たいがために。アカヤシオは去年GW前に行きましたが、もう終わりかけでした。今年はいかが、、、、、、早かった。情報に気をつけておるのですが、なかなかどんぴしゃにいきませんね。これも自然相手ですから、めげません!

赤岩にはアカヤシオシロヤシオアカヤシオより開花は遅い)に出会えるというので歩いてみました。千手ヶ浜まで続くハイキングコースですが、初めてのコースですので赤岩までにしました。大岩が湖畔に突き出ていて5人ほどが立てるビューポイントがあります。確かに周りは赤白の八汐に囲まれています。

 一輪二輪ほど咲いていました。

 

中尾根と言うのでしょうか、てっぺんの尾根ではなく中腹に整備された道を行きます。落ち葉でふかふか、足に優しい道もあります。適宜にアップダウンも。そんなに大変そうではないので、次回は千手ヶ原まで歩きたいと思います。道がふかふかであるのは踏み込まれていない証拠。はい、帰りがけに1組の方にしか会いませんでした。穴場だね。
中禅寺湖には何度も行っていますが、新しいコースを見つけて嬉しい気持ちです。息子には「えっ、また行くの!」と言われますが、飽きないのだよ。続きまっせぇ~。


左:霧降ノ滝 右:竜頭ノ滝


竜頭ノ滝にオオヤマザクラ(大山桜)が咲いています。で、この時期に咲くオオヤマザクラを求めて。
林の中はもちろんですが、車道端に結構植わっていました。ピンクの色が濃くて山桜より高いところに生育するとのこと。



霧降ノ滝への林にはヤマツツジ(山躑躅)が咲いていました。緑の木々の間に赤い花が浮かんでいるようで可愛く綺麗でした。


 茶屋で手打ちの蕎麦がありまして、正しくおっちゃんが打っていました。おっちゃんは集中力がないのか(笑)、御本人は腰が痛いと言っては中休みしお客とおしゃべりしては蕎麦切りに戻るを繰り返す、とても愉快なおっちゃんでした。「うちの蕎麦は喉越しより歯ごたえを味わって」。確かに麺の太さは均一ではないですがそれもご愛嬌。いわゆる田舎蕎麦でボソボソとします。がしかし、蕎麦の香りはこういうものかと初めて匂う体験。最初は汁にはつけずそのままで香りを楽しみました。この蕎麦との出会い、おっちゃんとの出会いは収穫でした。

2022年4月の俳句

4月半ばに浦賀に吟行に行きました。元住友重機械工業にお勤めでした俳句のお仲間ふうさんに案内いただき浦賀巡りです。当日は吟行のみで句会は後日に場所を変えて。

お骨折り頂いたふうさんへの挨拶句。
浦賀ドッグふうさん語り春惜しむ (うらがどっぐ ふうさんかたり はるおしむ)
季語:春惜しむ。

現在は閉鎖され浦賀市に寄付されましたが、華やかな時代を知るふうさんは心なしか寂しげでもありました。この日は平日で浦賀レンガドッグは見学できませんでした。そこはふうさんも残念がられていました。


浦賀より房総半島陽炎へり (うらがより ぼうそうはんとう かげろへり)

海を隔ててですが浦賀と千葉の房総半島は近いのですね! かげろっていましたがすぐそこという感じでした。季語:陽炎。


 鏝絵てふ
  浦賀の栄華
   春の更く
(こてえてふ うらがのえいが はるのふく)
西浦賀の西叶神社社務所玄関には「司馬温公」の鏝絵がありました。鏝絵とは左官職人が鏝と漆喰で作ります。浦賀は干鰯問屋や回船問屋が多く、土蔵造りが盛んだったようです。裕福な暮らしをしていたことが伺われます。季語:春更く。


渡し船で東浦賀にいきます。その渡し船
春霞ものの三分渡船 (はるがすみ もののさんぷん わたしぶね) 

あっという間に対岸に着きます。それで400円。ちょっと高いわぁ~。


東叶神社があります。そこには勝海舟が咸臨丸で太平洋を渡り無事にアメリカに着けることを願って水垢離をしたと伝えられる井戸がありました。身を清めて後山上で断食をしたそうです。
水垢離の井戸に影落つ若緑 (みずごりの いどにかげおつ わかみどり)
季語:若緑。


最後に浦賀に住むお仲間のお家で手作りのシフォンケーキをご馳走になりました。黒船シフォンケーキとのこと。美味しかったです。感謝を込めて挨拶句。その黒色は何の色だったか、、、忘れました(汗)。
春深しシフォンケーキの黒深し (はるふかし しふぉんけーきの くろふかし)
季語:春深し。

『鏑木清方展』 東京国立近代美術館

 5/2 月曜日行ってきました。前回の2件もそうですが美術館は予約制なので、並ばず入館できるのが有り難い。そして人数制限もしているので、ある程度混み合わず鑑賞できるのはいいです。
鏑木清方 没後50年ということにて、そんなに古い画家ではありませんね。もう少し前の方かと思ってました。第二次世界大戦では戦争の絵を描くのが嫌で、自宅に閉じこもって美人画ばかり描いていたと館内のビデオで語っていました。

 『築地明石町』(1927年  昭和2年)今回の展示会の大目玉。大きめの指輪をしています。浮世絵美人画に指輪を描いているんだ!とさも新しい発見のように得意になりましたが、昭和2年の風俗として十分ありえることですわね。私の知識不足。





今回の展示会は清方の代表作ながら長い間行方不明になっていた『築地明石町』が2018年再発見されて、『新富町』『浜町河岸』の三部作が目出度く揃ったというお披露目でもあります。

左から『浜町河岸』(1930年)『築地明石町』(1927年 )『新富町』(1930年)
※ 写真は東京国立近代美術館のHP


展覧会は「生活をえがく」「物語をえがく」「小さくえがく」の3章から構成され、美人画といえども日常の生活、季節の中での女性たちで、ただ美しいだけでなく生きる力強さも感じられる女性たちでした。

美術館いろいろ

 いろいろと言っても2件です。
 4/21 根津美術館の『燕子花図屏風の茶会』。
昭和12年5月に根津嘉一郎氏が自邸開いた茶会で取り揃えられた軸や茶器などの展示会です。
そして何と言ってもご自慢の尾形光琳の筆になる「燕子花図屏風」を客人に見せたかった。それで薄茶席の後に大広間に移動し、この屏風を飾り披露し、酒席を設けたとのことです。そりゃ客人を大喜びだったでしょうね。









展示会の後は庭園を散策し、呈茶を受け燕子花の写真をば写しました。このときはまだ少ししか咲いていませんでした。





 4/29 は上野の東京国立博物館の特別展『空也上人と六波羅蜜寺』。「空也上人立像」目当てです。空也上人は念仏「波阿弥陀仏」を唱えながら歩いたとのことで、口から漫画で言えば吹き出しのように仏像が出てきています。像は思っていたより小さいですが、観ているうちに大きく感じられるのは何故でしょう。博物館の案内文を紹介します。







重要文化財 空也上人立像くうやしょうにんりゅうぞう
康勝作 鎌倉時代・13世紀  京都・六波羅蜜寺
鎌倉時代を代表する仏師運慶の四男である康勝の作。首から鉦を吊るし、たたきながら左手に鹿角杖を持ち歩く遊行僧の姿である。頬がこけた痩身の体つきはリアルで、念仏を勧めて市中を巡り歩いた上人の姿を彷彿とさせる。開いた口から木造の小さな阿 弥陀立像が六体現れ出るさまは、空也上人が「南無阿弥陀仏」の名号を唱えると、その声が阿弥陀如来の姿に変じたとする伝承を立体化したものとして有名である。

名だたる高僧を彫っただけでなく、市井の人々に寄り添った空也上人を題材にした康勝が立派! 観ているうちにこの仏像から慈悲深さが伝わってくる思いがしました。
この他にも六波羅蜜寺が所蔵する仏像がすごいです。一体六波羅蜜寺はどんな寺なの? 勉強しなくちゃ。

ラグビー リーグワン BR東京(リコー)対 BL東京(東芝)

f:id:nikkokisuge:20220418111558j:plain:left 16日土曜日秩父宮ラグビー場にて観戦。どちらも応援するチームですが、この日はBR東京に肩入れを。席もBR東京の方だったので。写真は武井選手。負傷でこのところ試合には出ていない。それは寂しい。試合前のウオーミングアップでも、もっぱら補助にまわり、練習後も後片付けと裏役をしていました。その時でも膝にサポーターを付け、少し脚を引いていましたので、怪我は深いかな。
BR東京は負け続きで下位に定着してしまっています。なんで?といえば、負傷者が16人もいるそうだ。あと3試合を残すだけとなりましたが、そのうちの2試合の相手は強い上のクラス。あかんな~。リーグワンの順位決定戦にまわりそうで、リーグ2への降格も、、、、、いやいやそんなことはない! 頑張れ!


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 BL東京は今季初の3連勝で5位を維持。ここ数年は低迷していましたが、今年は違う。蘇ったようだ。リーチが回を重ねるごとに良くなって来ています。選手同士の会話にも自信が出てきて好調ぶりがうかがえるとのことですよ。4位までに入るとプレーオフに参加。
現在1位東京サンゴリアス、2位クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、3位埼玉ワイルドナイツ、4位横浜キヤノンイーグルス、5位東芝ブレイブルーパス東京、6位トヨタヴェルブリッツ。1~3位はこの順位の3チームが濃厚で、4位争いがこれまた面白い。トヨタがちょっと落ちるかも。

今日の試合、場内アナウンサーはチーム名 BL東京(ブレイブルーパス)と BR東京(ブラックラムズ)をよく間違えて、観客は失笑してましたわ。ちょっとややこしいですもんね。

どうですかねぇ~132

 物忘れ、置き忘れ、勘違い、思い違いは老人の日常茶飯事・特許みたいなものですが、それもまぁだんだんに多くなっていきますわね。
普段私は度付きのサングラスを使用しています。先日も出かけて帰って翌日サングラスが見当たらない、家の中心当たりを探しても見つからない。どこかに忘れてきたかなと思いつつ、家に帰ってケースにしまったことは記憶にあるので、いやそうではないな。そのうち出てくるかとやり過ごしていましたが、日差しが強くなると乱視の我が目は太陽が非常に眩しい。出てこなければ仕方がない、新しいのを買うことにしました。
で、昨日出来上がりメガネ屋に引き取りに行き、帰る途中、案外出てくるかもと予感が走りました。で、帰ってメガネケースを変えようかなと在庫のある棚に手が伸びたところ。隣にちゃんとあるではないですか、見覚えのあるケースが。えっ!と中を開ければ、ちゃんとあるじゃないですか、サングラス。
何も新しいのを手に入れて帰ったその日に見つからなくても。。。。。せめて1ヶ月経ったくらいの方があきらめも付くというもんです。お金が掛かった分、悔しい。情けない。
その棚に普段は置いたことがないのになんでそんな所に置いたのか? 気の迷いなのか?
普段置いてないから余計に探せなかったかも。いやいつも掃除している棚なのに、目に入らなかった。尚更ショック。もう立ち直れないかもと、真剣に悲しかった。
 そんなもんですかねぇ~。いつものところにいつものように置く、片付ける、、、それさえできなくなったか、老いるということはこういうことか、どうですかねぇ~。帰って早くビールが飲みたかつたから、心ここにあらずでしたか。イカンなぁ~。

山梨県笛吹市 みさか桃源郷

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 4/6に行ってきました。ここ数年は訪れていなかったのでずいぶん久し振りです。すでに花摘みの時期に入っていたので、花は少なくなっていましたが、上の方から眺めると笛吹市の先の先まで桃色に染まっています。
写真の後ろの山は南アルプス鳳凰三山(右より地蔵岳観音岳薬師岳)。とても綺麗に見えました。


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桃の生産量日本一とのこと。うぐいすの鳴き声が響く中の桃畑散策は清々しくありました。