赤坂ACTシアター 舞台「十三人の刺客」


坂口憲二君のファンなもんで(キャ!)8/5日曜日12:00〜観に行ってきましたよ。坂口君にとっては初めての舞台というのも興味ありましたが、あの記憶に新しい映画の凄さをどうやって舞台化するのかも興味津々。
まずシアターに入ると祝花が所狭しと並んでいました。やはりファンというものは誰と誰から届いているか、多いか少ないか気になるもんですね(笑)沢山届いていましたよ。テレビ「最後から二番目の恋」の共演者の皆さんからのお花。「あら、○○さんからは届いてないじゃん!」なんてすばやくチェックします(笑)。
先日の「ウエスト・サイド・ストーリー」は中高年が多かったですが、今日は若い女性が大方を占めます。満席といっていいような客の入りです。先ずはガラガラでないのでファンとしては安堵。もちろん座長は高橋克典さんなので、高橋さんのファンも多いのです。全部が全部坂口君のファンってことはないです。そこは承知。


さあ、照明も暗くなって開演です。道場で若い二人の武士が稽古をしています。高橋さん演じる島田新左衛門と坂口君演じる鬼頭半兵ヱ。この竹馬の友の二人が十年後に敵味方に分かれて戦うことになるのです。暴君暗殺の密命を果たすべく立ち上がる新左衛門、その主君を守るべく万策を練る家臣の半兵ヱ。
高橋さんは先輩だけのことがあって新左衛門をうまく演じていました。坂口君も不器用な生き方の半兵ヱを一生懸命演じていましたよ。初舞台としてはまずまずの出来ではないでしょうか。
出演者皆さんの演技もさることながら、この舞台は演出のマキノノゾミさんの功績ですね。最初舞台化の話が来たときには無茶な注文と思われたそうです。でも無茶な注文には燃えるものだとか。
限られたスペースの舞台の使い方がとても良かったです。落合宿での戦いのシーン、映画では相当な迫力でした。舞台ではどうか、それがそれが宿場の雰囲気を大道具・小道具を使ってうまく表現し、狭い舞台を出演者達は大きく立ち回り迫力が出ていました。
舞台というのは俳優さんがお客さんの目の前で最後まで演じきる、映画のように1カット1カットで演じるわけではないですから、生身の人間が伝わってきます。それが醍醐味ですね。
映画を観ているからそれと比較するわけではなく、映画を観ているからそれが想像力の手助けとなり、よくここまで演出できたと感心し満足の舞台でした。



観劇の後は、夫と次男と落ち合ってお食事。次男と私は誕生日が一緒なんですよ。夫がお祝いに食事会をセッティング。次男はなんかいつもと違うセンスの良いシャツを着てきましたよ。おまけに私へのプレゼントは着物を着るからと風呂敷を。それが絹100%の上品な色合いのものなんです。あらら、何という変化!
これはどなた方のアドバイスがあるに違いないと踏む私。。。
でもきっとデパートの和装小物のおばちゃん店員さんに勧められただけのことだったりして。