NHK「キッチン号が走る!」 



私はこの番組が好きです。各分野の料理人が地元の食材を使って見事に新しい料理を生み出す魅力もさりながら、杉浦太陽君のさわやかでスマートな進行もいいし、ナレーションの高橋克実さんの語りも明るくて希望が満ちた感じが好きです。




でも何よりも心動かされるのは地元の生産者の方々のお顔です。農業、漁業の皆さんの笑顔。よく日に焼けたお顔に深いシワ、それがとてもその方の生き方を表しているように素敵です。がっちりした手はまさしく働く手、ごついけれども時には農作物をなでる優しい手です。魚を引き揚げるたくましい手です。
比べるものではないけれど、第一産業の方々の笑顔には敵わないなあと思います。まいったなあ〜と思います。ちゃらちゃら生きてちゃ恥ずかしいよと自分に喝です!
歳も加わるのかもしれないけど、身を飾って自分を作り上げることは止めよう。もちろん歳に相応しい身なりでいることは最小限守ります。身の丈のあった本物を身につけよう。あくまでも身の丈にあったもので高価なものではありません。そんな気になってきます。皆さんの品格はうちなるものからで、身を飾るものに頼っていないですものね。
最後に料理人が作った料理を嬉しそうに有り難くいただく姿がとても嬉しく、ああこんな笑顔がでてくるなんていい人生なんだわと見取れています。
その笑顔を見たいが為に毎週楽しみにしている番組です。