2012年10月の俳句

戻られぬ日々もありけり林檎むく

林檎の皮最後まで繋がって剥くこと得意です。剥いた皮はもう元には戻れません。人生も、、、でも後悔はなし。季題は林檎。


おつかいを終へて小走り夜寒かな

子供の頃お使いを頼まれて暗い夜道が恐くて急いで帰りました。季題は夜寒。秋、夜になって感じる寒さです。


その場所は言はぬ名人きのこ狩り

季題は茸狩(たけかり・きのこがり)。教えてくれないものですよね、きのこのポイント。


足の向く古本屋街文化の日

秋の夜長は読書をしましょうか。東京では古本屋といえば神田ですね。本屋に行ったことで何となく文化的になった気分(笑)。季題は文化の日






南天植うる方角裏鬼門

「難を転ずる」という語呂で南天は縁起の良い木を言われています。季題は南天の実(実南天)。