一人吟行 明治神宮

この間の水曜日は事務所のマンションが水道工事で日中断水となるためお休みに。こういうとき夫婦の自営業は融通が利き便利なこともあります。平日にしかも天気の良い日。とてもトクした気分、出かけましょ!
11月に吟行で明治神宮行くのですが、生憎茶会と重なって参加できません。なので一人で吟行に。東京に住んで20年余になりますが明治神宮は初めてです。

明治神宮明治天皇昭憲皇太后をお祀りする神社です。










木のこんもりした参道に何故かワインの樽が組んであります????
明治天皇は近代文化を推し進められ断髪、洋装と衣食住の分野で西欧化を身をもって実践されたのですね。食事も洋食を召し上がられワインを好まれたとか。それがご縁でワインの樽がブルゴーニュ醸造各社から献納されたそうですよ。






本殿の左横のご神木 楠の大樹「夫婦楠」。縁結び、夫婦円満、家内安全の象徴。









まあ、なんとタイミング良く明治神宮で結婚式を挙げられた新郎新婦です。しかも新郎さんは外国の方ですよ。そのお母様も留め袖を着て。なんと素敵な行列に出会いました。由緒正しき格式のある神殿でのお式、きっと思い出深いものとなるでしょうね。おめでとうございます。どうぞお幸せに!






神宮の中には「御苑」があって武蔵野の森がこんな都会にあるのですよ。南池の先には菖蒲田があります。明治天皇昭憲皇太后のために植えさせられたとか。6月は見事な菖蒲が咲き乱れることでしょうね。







苑内にあります「隔雲亭(かくうんてい)」。元の隔雲亭は明治33年に建てられたものですが戦災で焼けたために昭和33年に増築し再建されたようです。どうりで新しいです。最初遠目に茶室かなと思いましたが皇族は茶道はなさらないので茶室なわけがありませんね。






御苑は曲折した小径が美しく大きな木に覆われることなく威圧感のない、これが武蔵野らしいというのか、なかなかの名苑です。もみじもあって紅葉が綺麗と想像できます。その頃また来てみよう。
そして何故か加藤清正が掘ったと言われる「清正井(きよまさのいど)」があります。このあたりは江戸時代加藤家の下屋敷があり加藤清正の子(忠広)が住んでいたとのこと。清正が住んでいたかどうかは? 掘ったかどうかは?
加藤家が絶えた後は井伊家の下屋敷になったそうです。都会に珍しい湧水。
そうそうこの井戸はちょっと前パワースポットとかで5時間の行列ができるほど若い人に人気の場所でした。この日は平日の昼間ですからおばさんばかりで空いていました。