今年最後のトレッキング 

土曜日、山梨県鳴沢村青木ヶ原樹海に行きました。2年ぶりです。風の強い日で防寒は怠りなく。こうもりの穴駐車場から出発。
樹海は一歩踏み入れると出られないという俗説がありますが、遊歩道があり案内板もありますので安全です。ただそれを外れて奥へ奥へいくと景色は同じだし恐怖の迷い道になるであろうことは想像できます。


前に来たときは葉も茂り苔も青々と奇怪な形の溶岩が丸見えで幻想的な森を感じさせましたが、冬に入り落ち葉で苔や溶岩は覆われ普通の森的でした。








富士山の大爆発で溶岩がこのあたりに流れ込み、その溶岩の上に原始林が形成されたんですね。至る所にこのような溶岩洞があります。中に入ってみたい衝動にかられますがイタチとコンニチハとなってもなんですので写真を撮すだけに。
冬でも枯れない常緑樹も多いですから緑の中を酸素を一杯吸って気持ちよく歩けて好きな場所です。UP&DOWNもなく楽ですしね。いいところなのにねぇ〜、人は来ていません。やっぱりは松本清張さんの「波の塔」の所為ですかね。人が少なくてそれはそれでいいですけど。




ちょっと登って紅葉台へ。ほら富士山がこんなに真ん前に見えます。雪が太陽に当たって湯気となり雲が作られている。まわりの空には雲がないのに富士山の頂上だけ雲がかかっています。富士山も今年最後の見納めです。







イカーが湯を沸かしてコーヒーを飲んでいるのを見て「私たちもしたい!」とコッヘルとガスバーナーのセットを買いました。用心深い夫は先ずは家のベランダで試しました。上々でした。ところがこの日は風が強かったからか途中で火が消えてしまいます。それを何度も繰り返し今日はあきらめてぬるめのコーヒーです<(_ _)>。風よけに天ぷら揚げるときのアルミのカバーはどうかしらと提案したところ軽すぎて飛んでいくとあえなく却下されちゃいました(笑)。
お昼食のおにぎりも済ませ、もう少し上に行ってみました。






三湖(西湖・精進湖本栖湖)が見えるという展望台に登ってみることに。売店の上にあるのですよ。料金150円。夫が「この150円をケチってはならない。それぐらい綺麗な景色を見られる」というブログを読んで、私たちも150円ケチらないことに。本当に数メートル上がっただけで富士山は目の前に大きく現れ、写真のように西湖も見えます。但し他の2つは見えませんでした。風がものすごく強くデジカメも携帯も吹き飛ばされそうです。
でも今日の帰りはこの西湖の近くの立ち寄り湯に寄ります。ほっこり暖かい湯船を想像して寒さも我慢。

立ち寄り湯は「いずみの湯」。休憩の大広間があって立ち寄り湯らしい施設。人が少なかったのでゆっくり入れました。私たちはハイキングの帰りにちょっと寄るという感じですが、中にはタオルケットを持ち込んですっかり寛ぎ夢の中、目が覚めてはおやつをという方々もいますね。一日過ごすのかな?日本らしい風景といったらそうかも。
中央道の笹子トンネルの事故の影響で東名は混むかと思ったけれど割合スムーズに帰れました。