1年ぶりの塩竈

平日の20日、仕事も空いているので日帰りで夫の両親の塩竈へ行きました。夫は夏に行ってますが私は1年ぶりです。塩竈に行くときはお寿司を食べるのが楽しみ。塩竈のすし哲さんは木曜日お店はお休み。仙台駅SPAL店でいただきました。


お酒のつまみに閖上の赤貝のお刺身。











続いてカキの湯通し。ひょっとして生牡蠣が食べられるかと楽しみにしていましたが生はなくて湯通ししたものです。でもさっとの湯通しなので生感覚です、ポン酢でいただきます。










お酒も熱燗でいただいておりまして充分暖まってきました。先ずはこんなところをと数種握って貰いました。右より今が旬のイカイカ、鯖、ボタン海老、煮たこ。









それからすし哲さんの自慢の穴子の握り。これは夫が頼んだ分を分けて貰いました。ふっくらと煮てあります。何でも松島で捕れるんだそうです。穴子というと姫路や東京を思い浮かべますが松島でも捕れるのかと新鮮な驚き(ただの無知?(^∧^))







実家について少し経ったら整形外科に通っている母も帰ってきました。座骨神経痛が年々ひどくなります。ちょっと家の片付けをと思っても二人の生活が長い両親にはそれが嫌なようです。ここからここはお父さんの領地、ここからここまではお母さんの領地と決まっていてお互い構わないことになっているそうで、たまに来る息子夫婦に領地を勝手に侵されたくないようです(笑)。なんにもしないでお話ししていてと言います。几帳面だったお母さんからするとこの家の散らかりようはやはり歳かなと寂しく思いますが、それにはふれないでお茶を飲んでお話しすることが親孝行と考えて。これが実の娘であれば遠慮無く「母さん、こんなもの捨てなさいよ!」とさっさと掃除してしまうでしょうが、そこは嫁、あんまり出過ぎたことは出来ないですね。私たちも夫婦二人の生活ですからそんな気持ちも分かります。
最初から最後まで夫の幼い頃の自慢話。めんこい子だったらしいです。どこにその片鱗が?(笑)。私も3歳頃の息子達に逢って抱きしめたいと思うから母親はみんな一緒。私も当時自分の子が世界で一番可愛いと心底思ってましたからね、そう思わなければ子供なんて育てられませんって。
そして帰り際に必ずお母さんは私に金一封をくれます。「K子さん、K一を頼みます」と。もう60に手の届く息子のことがそれでも気がかりなんですね。「K一、K子さんを大切にね」とは言わないんですよね(笑)。やっぱり息子かとちょっと僻んでみたりするけど現金に弱い私は「はい、分かりました!」。
タクシーをいつまでも見送る母、その姿が切ないです。