映画 「アルバート氏の人生」


19日土曜日観てきました。新聞の割と小さめの広告で「40年以上も<秘密>を抱えて暮らす、アルバート。自分自身を消し去り、男装して生き延びた”女性”の物語」という内容にとても興味を持ちました。この写真のアルバート、演じるグレン・クローズの表情もいいです。久しぶりに彼女の映画を観ることになるのでそれも楽しみでした。
舞台は19世紀のアイルランド。小さなそれでいて居心地良さそうなホテルでウェイターとして働くアルバート。友達も作らずひっそり慎み深く孤独に暮らしています。それは秘密があるから悟られないように。14歳の時、職を得るために男装をしたのが始まり。貧しい女が生きていくための手段だったんですね彼女には。それを隠し通さなければならなかった。そんな彼女にも一条の光が、だが・・・・
主演のグレン・クローズのウェイターは見事なプロです。ウェイターとして上品な身のこなしと心配りと素晴らしいサービス。朝の連続小説ドラマ「純と愛」の走ってばかりの騒々しい純、君も見習いなさいと言いたい。
アルバートの悲しいほどの純粋さに心打たれます。映画館は満席に近い。皆さん良い映画をよくご存知ですね。小さな新聞広告で、テレビで大々的に宣伝してたわけでもないのに。予告編で良い映画と察知されたのか。



この日はシフォンケーキが食べたいなと思っていたら映画館の前に椿屋珈琲店があって、あらうれしシフォンケーキがありますよ。喜んで注文。フワフワで美味しい。珈琲もサイフォンでいれてあります。やっぱりサイフォンコーヒーは香りが立ちあっさりでおいしいなぁ〜。ケーキもコーヒーも満足でさらに映画に感動し、帰りの足取りも軽やかでした。