今週のお題「ひな祭り」


わが家のひな祭り。夫婦二人だけの宴会です。近くの次男を誘ったのだけれど「おでかけするから行かれない」という返事。母は憶測するんですね、良い方によいほうに。いままで用があるときには野球があるとか、ラグビーに顔を出すとか、飲み会とかそんな断り方なんです。今回は「おでかけ」。ちょっとこの言い方には楽しい心ウキウキ感が伝わりませんか? ははんデートだなと。。。母はちっとも結婚の気配のない息子に過大な期待を寄せるのであります。あとで「違ったか・・・」と嘆く結末となるのですが。懲りない。
さてそんな息子はおいといて、地味に夫婦二人のひな祭り。お菓子を買ってきて濃茶を練りました。お饅頭の写真がハレーションを起こしておりますがピンクと薄緑が重なった「雛舟」。濃茶は松籟園の「幽閑乃昔」。(濃茶はどろっとしていて一碗を数人で飲み回します)おいしゅうございました。
    夫(つま)ひとり客となりし雛茶会


ひな祭り定番のちらし寿司、蛤の吸い物にヒラメの昆布〆と、(白酒ではなく)日本酒の菊水の辛口でいただきました。ちらし寿司はこのひな祭の時しか作りません。年に一回のお目もじ。まあまあ旨くできましたよ。この日ばかりはお雛様の飾ってある和室でいただきます。普段のリビングでの食事は丸テーブルに隣に座るしテレビを付けているので、ほとんど夫と目を合わせることなく過ごしていますが、この日はテレビもなしで向かい合わせ。面と向かうのも随分久しぶりな感じ。「あらあら白髪が増えましたね」・「歳相応な老け方」なんて自分のことは上のそのまた上の棚に上げて、まじまじ顔を見る。まあこんなもんかと。