初めての新潟への旅

BSテレビ「酒場放浪記」の吉田類さんが主催する句会が新潟県新発田市(しばたし)の菊水酒造さんで行われるので参加しました。越後への旅は今回が初めて。日帰りでも可能ですが折角なので1泊することに。朝7時台のMaxときに乗車。Maxときは二階建て新幹線。一階の座席だったのは失敗!防音壁があるので景色は全然見えません。田園風景を楽しみにしていたのでがっくり。しかしトンネルが多いのでまあいいかと慰める。
新潟から白新線に乗り換えて新発田へ向かいます。さすが米処新潟、右を見ても左を見ても田圃です。遠くにはまだ雪を被った五頭連峰が見えます。
先ずは句会の前に一人吟行。新発田駅近くの清水園と足軽長屋へ。

1658年に溝口三代藩主が下屋敷を造営し、この庭園は国指定名勝となっています。近江八景を取り入れた京風のお庭。この夕佳亭からは池に映る月を楽しんだでしょう。風流ですねぇ〜。









新発田藩足軽長屋。国指定重要文化財になっています。清水園の向かい側にあります。茅葺平屋建の八軒長屋です。間取りは狭いといえば狭いけれども機能的に出来てます。









新発田城三階櫓です。初代藩主溝口秀勝尾張国出身で秀吉に6万石を与えられ新発田に封入し築城しました。明治になって取り壊され、現在は表門と二の丸隅櫓、本丸石垣と掘の半分と平成10年に復元された三階櫓と辰巳櫓があるのみです。隣の城址公園では春まつりをやっていて賑わっていましたが、寒かった。なんでも前日の金曜日は雪がちらついたとか。





観光しているばかりではなく作句もしなければなりません。その為の吟行ですから。まあ大体の目星を付けて句会会場菊水酒造の日本酒生活研究所に向かいます。類さんにお逢いするのは久しぶり。お忙しいけどお元気な様子。当日の参加者は15名程。東京から7名が参加です。会場が会場なだけにお酒を飲みながらの句会です。類さん主宰ならではです。私は吟醸酒「無冠帝」がさらさらと飲め美味しかったです。
 ・越後路は桜浄土へ八分かな     お一人から「天」に
 ・つくつくと日だまりに生れ(あれ)土筆かな  お二人に「人」をいただきました。
※ 今回の句会はそれぞれ三句投句し「天・地・人」の三句を選びます。

句会が終わって宴会〜スナックと。カラオケで大学生のお子様のいるママがきゃりーぱみゅぱみゅの「つけまつける」を歌いました。それが上手くて感激しました。40代後半ですよ。カッコいいなぁ〜! こうして新発田の夜は楽しく更けていきました。