映画「31年目の夫婦げんか」

大好きなメリル・ストリープとお相手はベテランのトミー・リー・ジョーンズが夫婦役。これは観るしかない。昨日仕事が早めに片付いたので観に行きました。こういうときはさっさと映画なり美術館に行くことにしています。
内容をあまり調べないで俳優に惹かれて行ってはみたものの。。。。
ルーティーンな生活に疑問を感じる妻が、夫婦の絆を取り戻したいために選んだ策は1週間の夫婦セラピー。しぶしぶな夫と医師のカウンセリングが始まります。頑固な夫と医師とのやり取りなど笑わせるところはありますが、カウンセリングの最終アドバイスが「セックス」
なんでこうアメリカはセックスに結論を持って行くのかな? セックス至上主義? セックス依存症? 愛情をなんでこうもセックスで確かめたがる? わからん。
確かにセックスはいいものです。得られる喜びも分かります。でも60代にもなるとね、それだけじゃないでしょと思うわけです。映画での夫婦は50代を想定しているからかな。観客としての私と年齢的な無理がある(笑)
もう少し中身の濃いい夫婦の微妙な心を映し出す内容かと思ってましたから、落差が大きい。
フランス映画なら夫婦の心理描写が中心でこれまた小難しく面倒くさいですが、アメリカのセックスが全て解決の脳天気さが面倒くさい。うわべだけの解決じゃないですかね。
中年のおじさん・おばさんで一杯でしたが、この映画に感化されて「今晩してみるか」なんて思う人がきっといるなと思うと笑えた。
こういう風に笑える、私、ちょっとデリカシー欠落か!! 心しましょう。