花火線香


昨日の俳句の勉強会。兼題に出た「花火線香」の豪華版を先生がお持ちくださいました。桐箱に入ってそれは素晴らしい。もちろん手作りです。素晴らしすぎて火を点けられませんね。
   桐箱の花火線香飾り棚(H子) 
お仲間のH子さんの句です。H子さんはこの日お休みで欠席投句をなさいましたが、H子さんのおうちにもあるのねと、good timingに一同感嘆しました。












気前の良い先生、この花火を私たちにくださるとのこと。ひとつづつバラしてみんなで平等というより、折角お花になっているのでじゃんけんで決めましょうということに。勝ちましたよ〜ん! それでこの写真の一束をいただきましたよ。
どうです、この繊細さ。和紙の花火の先は花びらになっているのです。これぞ日本の技、美意識。どうよ、中国産の安線香花火にはマネの出来ないこと。
ここまでする手作り花火の製造も少なくなっているでしょうが、この見事な感性を武器に世界に向けて売り出せばいいのに。野菜や果物も高級品ということで輸出に動いているようですが、こうした花火も世界に向けて出航すれば後継者もでてくるのではないかと思いますね。高いけれど技も美しさも一級品。値段では中国やその他の国には勝てないのでこれで勝負しましょう。
無くしたくない日本の技、花火線香に限らず花火線香をもって思う日々です。