ちょっとそこまで

あんまりだらけても、ズルズルいってしまう不安、気が小さいんですね、出掛けます。
ちょっと買い物もしたいし。
六本木のミッドタウン サントリー美術館で「谷文晁生誕250周年」の絵画展をやっています。行ってみましょう。

谷文晁(1763〜1840)は関東南画の大成者。文化人との交流も深く、当時の絵師としては社交的だったようです。その分教養の吸収も良かったのでしょうね。老中松平定信に認められ、お抱え絵師となります。定信に同行し各地を廻りそのの風景を写生します。そのスケッチも展示されていましたが、上手いです。
定信は古文化財の保存・整理分類や失われた作品の復元に熱心であり文晁が手がけました。「石山寺縁起絵巻」は1326年頃七巻本として計画されたのですが、巻六・七は詞書のみで絵がありませんでした。1805年石山寺座主の強い願いに定信が応え、文晁によって描かれました。それがサントリー美術館が所蔵することとなり、展示されています。それは見事な筆さばきでした。色彩もキレイ。
その他はやはり掛け軸が多く、掛け軸中の掛け軸という印象を持つくらい掛け軸らしい絵の構成です。しかしなんですね、掛け軸となると個人蔵が多いですね。大半がそうでしたよ。どうでしょうか、皆様のおうちにお宝が実はあったなんてあるやしれませんよ。「なんでも鑑定団」の番組が成立するわけですね。




そういえば今年未だ冷やし中華そばを食べていない、こりゃいかんとお昼に食べました。冷やし中華大好きなんですよ。昨今はいろいろなバージョンがありますが、私は昔ながらの冷やし中華が好み。酢醤油で少し酢がきつめが好き。具は卵焼き・キュウリ、茹で鶏肉がいい。どうもハムは好まない。あってもチャーシュウまで。ここのはふらっと入ったお店だけどだいたい好みに合いました。ちょっと酢が足りないかな・・・
30年ほど前、大阪は豊中市に住んでおりまして、阪急宝塚線曽根駅の商店街の中華屋さんの冷やし中華そばは絶品でした。ごくごく普通のものでしたがこれを上回る冷やし中華に出会っていない。毎年夏になると通いました。今でもあるのかしら。冷やし中華そばを食べるときそのお店の味と比べています。味の記憶は遠くなったけど美味しいと思った記憶がいつもでも残り支配しています。たかが冷やし中華そば、されど冷やし中華そば。いやなかなか奥が深いんですわ。