遠方より友来る

シアトルに住む友人がご夫婦でやってきました。友人のお母様が北海道旅行をお望みでちょっとその前に東京に寄ってくれたのです。それで昼食を一緒しました。K美さんとは去年も逢えましたが、ご主人のDさんとはもう6年ぶりくらいでしょうか、久しぶりの再会嬉しいです。
ひとしきりの近況報告が終わり、日本とアメリカの関係など難しい話になっていきます。Dさんは政治家を目指していたこともあってそういう話題になっていきます。揺れに揺れる日本の政界・経済を心配しています。(そういうアメリカも心配なんですけどね)オバマ大統領の評判を気にしています。民主党を支持するDさん曰く、前大統領のブッシュがとんでもなくその後始末に終われ、なかなか本領発揮できていないのだそうです。夫は成果は認めるけれどオバマ大統領がノーベル平和賞受賞は納得できないなあと言っておりました。
Dさんの意見として一つは日本の立場・役割はアメリカと中国の間に立って仲介役を買って出て欲しいこと、そして世界の、アジアの金融市場をリードして欲しいと。日本と中国・韓国の関係はだんだん悪くなってきている現状を伝えて仲介役はとても難しいとう〜んとうなる私たち夫婦。
中国に対抗するには値段では勝てないので質の良い高級品を作り輸出している農作物もあるので日本の道はそれも一つかと思うのですとお話ししました。また「夢の扉」の番組で紹介される科学者・医学者の研究で一市民として未来に希望を持っていることも。
でもDさんは金融市場にこだわります。2時間ぐらいの昼食タイムでしたから深く食い込んでの話は無理でしたが意見を交換できて良かったです。直にアメリカ国民と話を出来るのは。あっ、私たち夫婦はそんな難しい内容の会話を英語では出来ませんのでD美さんの通訳です。

帰って数日間、考えたですよ。日本は世界の金融市場をリードできる国になれるでしょうか?
日本は農耕民族、狩猟民族の海外に勝てるでしょうか。人を押しのけることはもともと苦手な民族です。本来のDNAを変えられるでしょうか。
しかし、そんなことも言ってられませんね。別に世界をリードする大国にならなくてもいいから、せめてちゃんとした成熟した国家にはなってほしいです。そのために私たちは何が出来るでしょう。先ずはちゃんと選挙に行くこと、、、ちょっと小さいか(笑)