箱根 金時山

11/16土曜日箱根の低山金時山にハイキング。1212.5mで歩行時間も往復で3時間くらいと「初級者向け」「入門コース」ともいわれますが、非常に急峻な岩山です。3年前は金時神社入口から登りましたが今回は金時山登山口からの矢倉沢峠のコースを歩きました。




最初はそんな森の中を進んでいきます。矢倉沢峠コースは見晴らしが良い尾根道でどちらかというと他のコースに比べるとちょっと楽です。














途中からは箱根の外輪山が見えてきます。だんだん眺望もよくなってきます。紅葉はもう終わっているようでした。










頂上に近づくにつれて岩山が険しくなっていきます。写真はまだ撮れる余裕があるころ。
標高差約600mです。山頂まで30分ほどになると急な岩場を這うように登ります。
下山するご夫婦に「もう少しですよ。今日は富士山がとても綺麗に見えますよ」と元気をもらって「ガンバレ自分! 終わりは必ずある!」と叱咤激励して、ああ、到着です。






生憎、富士山には雲がかかっていました。それにしても腰をおろす場所もないほどの混みよう。頂上には金太郎茶屋と金時茶屋の2軒の小屋があります。しばらく空くのを待って昨日買ったお稲荷さんと茶店のお味噌汁とおでんを買い求めて昼食タイム。
向かえに座った若夫婦は1歳1ヶ月の坊やを背負っての登山。パパママでかわりばんこに背負って来たとのこと。機嫌の良い坊やで私たちの気持ちも和みます。




芦ノ湖が見えますよ。
箱根外輪山の中で金時山は3番目に高くずんぐりした山姿から猪鼻ケ嶽とも呼ばれています。茶屋は通年営業しており、富士山の展望も良いのでファミリーにも山ガールにも人気の山です。









下山は乙女峠コースを。この尾根道は岩混じりで滑りやすい。下ったり登ったりでなかなかキツイです。乙女峠で富士山に別れを告げて広葉樹の急斜面をジグザグに下り、乙女口バス停のある国道へ。バスで駐車した金時山登山口まで乗るつもりでしたが渋滞なので歩くことに。20分ほどでした。
いつもいつも思うことですが楽な山はなく、ちょっと進んでは息を整えての私ですが山の懐に入らせて貰い、広大な風景を見させて貰って、自然を目の当たりにして自分はちっぽけなもんだ、悩んだり悔やんだりするのが愚かしいと、そんなくだらんこと捨てちゃえと思わせて貰えるのがいいんですね、私には。