千葉県 花嫁街道ハイキング


1/25土曜日 アクアラインを渡って千葉県に入り外房の和田浦へ。ここに烏場山(からすばやま)があります。往きは花嫁街道を歩いて復りは花婿街道・黒滝コースにします。
花嫁街道はその昔山あいの村から海辺の村へと嫁ぐ花嫁がこの道を歩いたことからその名がついたとか。
あとからできたもう一つのコースを花婿街道と名付けるのは、ちょっと安易な発想ではないかい(笑)





この登山道に入るまで民家の道を歩きます。花き農家としても有名な千葉県。ビニールハウスにははやカーネーションが育っていました。
入ってすぐ急坂が続きます。普通頂上近くでググッと登りになりますが、ここは違います。最初にググッが来ます。が、それもしばらくの辛抱。第一展望台につけばあとは緩やかな登りの尾根歩き。しかし展望台といっても林の木しか見えない。第二展望台の景色に期待をしましょう。






この木なんの木気になる木。この木の林がとても多いです。
なになに「マテバシイ」とな。ブナ科の常緑高木で、日本固有種で本州の房総半島の南端・紀伊半島・九州から南西諸島の温暖な沿岸地に自生しているのだそうです。とても姿からは日本固有のものとは思えませんが、やはり温暖な気候の所に多いのですね。













第二展望台。快晴であれば青々とした太平洋が見られるのでしょうが、残念ながら薄い雲が張っています。









経文石。どうしてこの名なのか分からないので帰って調べたところ、「かつての登山道はこの下方で、反対側から見上げると石に書かれた経文が読みとれた」とのこと。現在は落石の恐れもあるので登山道は上に変わったのですね。経文の書かれた石に巨木がからみつき、それでも生きる生命力を自然から教わります。







整備された道で歩きやすいです。常緑樹の山で冬でも枯れ木はなく緑がいっぱい。それも濃い緑です。夫曰く、太平洋の黒潮の風を受け色が濃いと言いますが本当でしょうか?
じがい水〜駒返し〜見晴台〜第三展望台と続き烏場山頂上に到着です。








烏場山標高266m。新日本百名山とな。「新」が付くところがみそかしら。
地元の「和田浦歩こう会」の方々の尽力により道は整備されております。









「低名山」ってユーモアと解釈して良いかしら(笑)。確かに低いけれど冬場に暖かい千葉で登れるのは、我々には有り難い山です。低いけれど満足できる歩きです。低いけれど2時間掛けて頂上に、それなりの達成感。うんうん「低名山」と呼べるかも。









帰りは花婿コースで下山。終点近くにある黒滝です。落差15mの可愛い滝。千葉で滝なんて珍しくないですか。
近くに住む子供たちが4人遊びに来ていました。遊び慣れた場所なのでしょう、いきいきと遊んでいます。ああ都会の子たちには得られない時を過ごしているなと実感。若いグループの男女と石投げしたり、大人も子供に帰れる時ですね。
帰りは道の駅「和田浦WA・O!」で刺身の舟盛りで千葉の味を満喫。特にアジが新鮮でした。クジラの名産地とか。クジラの刺身も盛られてありましたが、、、あんまり美味しくなかった。クジラってこんな淡い味覚でしたっけ?
千葉でのハイキングは今回が初めて。気楽に登れる山でいいではないですか。