大山千枚田

棚田が見たいなぁ〜と思っておりました。東京から一番近い大きな棚田があります。千葉県鴨川市大山千枚田。千葉の鴨川といえば海のイメージが強いですが、少し内陸に入れば田んぼが広がります。

夫が勝手に名付けて千葉低山アルプス。安房鴨川は東西に長く広がる長狭平野。「長狭米」で知られる千葉の米どころです。




しばし、棚田の里山を歩きます。












刈り終へし棚田に稲葉青く茂りあぜのなだりに彼岸花咲く

平成22年天皇皇后両陛下が国体に臨席され、大山千枚田を視察し天皇が詠まれた御製碑がありました。






このような道祖神をこの集落の至る所で見かけました。村の守り神として子孫繁栄の願いをこめて祀られたのでしょうね。







おたまじゃくしがいっぱい泳いでいます。子供の頃おたまじゃくしをたくさん捕ってきて玄関の水槽に入れておいたところ、帰宅した年の離れた姉に「かえるになったら家中かえるだらけになって、あんたの寝てる顔に飛び乗ってくるよ」と脅され、翌日急いで沼に放しに行きました。かえるをみるといつも思い出します。












代掻くや けふの疲れは 神の田に


大山千枚田は日本で唯一雨水のみで耕作を行っている天水田だそうです。なので動植物も貴重なものが多く生息しているとのこと。さらに棚田を守ることで洪水などの災害を防止し、貴重な生態系を守り、環境の保全につながっているようです。
平成11年に農林水産省「日本の棚田百選」に認定されました。
翌年平成12年 棚田オーナー制度を鴨川市が開設し保存会が運営を行っています。そういえばところどころ空き棚田がありました。毎年新米が食べられたらいいなと、夫にお米作ってみたらと言いましたが、ベランダーで手一杯と。