父の13回忌で名古屋へ 

29日 日曜日に父の13回忌が兄弟・孫だけの身内で行われます。28日土曜日に前日入りして夫はまだ熱田神宮へ行ったことが無く是非行きたいとの希望。去年の秋の伊勢神宮へ行って以来、どうも神社に興味があるようです。なんだか子難しいそうな本を読んでおります。私は絶対読まないけれどもね(笑)。


まず名古屋についてホテルに荷物を預け、
山本屋の味噌煮込みうどんへ直行。これが食べたかった! 旨い!! 








熱田神宮の第一鳥居。くぐれば太古の熱田の森の中へと誘われます。
あぁ、木々の香りが新鮮。









熱田神宮本殿。熱田神宮三種の神器の一つ草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)が祀られています。第12代景行天皇の御代に日本武尊(やまとたけるのみこと)が神剣を今の名古屋市緑区大高町火上山に留め置き三重県亀山市能褒野(のぼの)で亡くなりました。尊のお妃 宮簀媛命(みやすひめのみこと)が神剣を熱田に祀り、それ以来伊勢神宮につぐ格式の高いお宮なのでございます。厳かな宮であります。





本殿の後ろにこんな壕があります。何でしょうね? 
ああ、きっと戦時中に草薙神剣を保管した壕ではないでしょうか。
なんかそんな気がしてきました。







お清水。この水で眼を洗えば眼がよくなり、肌を洗えば肌がきれいになるという信仰があるそうです。湧き水の中にある苔生した石に水を三度かけて祈願すると叶うと。そりゃやらねばの。この石、楊貴妃の石塔の一部との説がありますが、なんでいきなり楊貴妃が登場するのか謎です(笑)。ははん、この水で顔を洗うと綺麗になるということなんだ。






次は徳川美術館へ向かいます。東京で住み慣れているとアクセスにはほとんど不便を感じませんが、まだまだ名古屋は地下鉄が発展してません。バス利用が主流のような気がします。徳川美術館へのアクセスも市バスでの案内ばかり。最寄りに電車の駅は無いのですね。神宮西から金山へと移動。金山から中央線で大曽根駅まで行き歩くことに。



すると日本庭園の徳川園が先に現れましたのでこちらから入ります。
広くはないけれど立派な庭園です。「徳川御三家筆頭である、尾張藩二代藩主光友が、元禄8年(1695年)に自らの造営による隠居所である大曽根屋敷に移り住んだことを起源としています」と説明にあります。








徳川美術館徳川家康の遺品を中心に初代義直(家康九男)以下代々の遺愛品の1万件余りを収める美術館です。国宝「源氏物語絵巻」をはじめ、国宝9件、重要文化財59件などを所蔵。特に茶道具には銘品が多く興味が引かれます。








第二展示室では「大名の数寄 ー茶の湯ー」と題して桃山時代に武将の間で流行った「侘び茶の湯」の名物道具が展示されていました。私が特にこの写真の刷毛目茶碗 銘「白波」が気に入りました。16世紀朝鮮王国よりの伝来です。小ぶりで碗の内側にほどこされた白釉の刷毛目の勢いから、しぶきを散らす波が連想されたのが銘の由来とか。
※写真は徳川美術館のHPより





さてその夜はFさん夫婦と旧交を暖めました。新栄にあるフレンチビストロ「シェ・トト」です。次男のR君がシェフをしております。値段もリーズナブルでなんといっても美味しい! 
http://tabelog.com/aichi/A2301/A230104/23000871/



はい、明くる朝はコメダ珈琲で名古屋名物モーニング「餡トースト」。朝から甘いものは苦手ですが、この餡は甘さ控えめ。すんなりいけました。しかし混んでいます。ほとんどが観光客のような。






実家で法事に執り行いました。父母の遺影が飾ってありますが、私は母に似てきたそうです。姪や甥っ子たちがそう言います。好きな母だったので嬉しいですが、長男がとどめの一発「顔が大きいところがそっくりだ}と。ほっといてちょ!!
その後の食事会では大いに盛り上がり、久しぶりに身内の再会、楽しかったです。賑やかなことが好きな父でしたから喜んでいることでしょう。