映画 「グランド・ブタペスト・ホテル」



6月から上映されていましたがついつい近くの映画館では見逃してしまし、慌てて他の映画館を探していたら角川シネマ新宿で上映中。早速水曜日に行ってきました。WEBでチケットを購入するのですが、ついついクセでシニアをポチ。水曜日だからレディースデーで金額は1100円で同じなのです。しまったことをしたと後悔。シニアよりレディで扱われたい私でござりまする(笑)
ドイツとイギリスの合作映画。おおざっぱな粗筋は遺産争いに巻き込まれた伝説のコンシェルジュと若い従業員の逃避行と交友を描いた冒険ミステリーですが、コメディです。大いに笑えます。
コンシェルジュ グスタヴ役のレイフ・ファインズは「シンドラーのリスト」の主役で有名ですね。イギリスの俳優さんという感じでどことなく品があっていいです。このコンシェルジュ、宿泊のマダムたちの夜のお相手も所望とあらば辞さないという究極のおもてなし。そのうちの常連客の伯爵夫人が殺され、貴重な絵画を相続することになったコンシェルジュ、欲深い夫人の息子に容疑をかけられます。グスタヴはその絵画を持ち出して愛弟子のベルボーイ ゼロとヨーロッパを逃げ回り、コンシェルジュ仲間のネットワークの助けをかり逃げ回ります。そのうち真犯人が分かってきます。
このゼロ役のトニー・レヴォロリもいいのです。率直で真面目なゼロ、コンシェルジュ グスタヴを兄とも父とも慕い、師弟関係が強く結ばれます。純真で頭がいいのです。ゼロの恋人アガサ役のシアーシャ・ローナンは可愛い。
レトロゴージャスなホテルの過去と現在をつなぐ物語。老いたゼロはいつまでもグスタヴへの尊敬の念を失いません。
久しぶりに良い映画を観ました。今年観た映画の中では My Best です。