鷹取山ハイキング

土曜日は風が冷たく強かったのですが、日曜日は穏やかな天候。さぁ出かけましょうかね。夫は塩竃なので一人ハイキング。すっかり慣れました。電車で行く強みは駐車場に戻らなければならないコースを選択しなくて済むことです。逗子方面にでかけましょう。


横須賀市と逗子市の境にあります鷹取山は139mの低山。妙義山に形が似ていることから「湘南妙義」と呼ばれています。本のコース通りに横須賀線 東逗子で降りて歩きます。11:05に出発です。



車道を歩いていくと5分ばかりで鷹取山登山口に入ります。
神武寺の参道を行くのです。








だんだん山道らしくなっていきますよ。
心躍るなぁ〜。









天台宗神武寺は逗子八景の一つ。724年頃建立され平安時代に再興されたらしいですが定かではないようです。まぁ古い時代のものには違いないです。
本尊の薬師三尊像は秘仏で、正式の開帳は33年に一度とされているとか、こんどはそれがいつなのでしょうか? ただし毎年12月13日の煤払いの日に開かれるようですよ。
写真は神武寺の晩鐘。



岩場の続く尾根道を進みます。岩の間を通り抜けます。
全体に岩場が多い登山道です。










こんな鎖場もあったりします。139mの低山にしてはスリルがおます。
山頂付近にはアルプス顔負けの岩場があると本に書いてありましたがここのことか。







すると垂直の岩場が目の前に現れます。ギョッ!
ここは凝灰質砂岩で建築用石材としてたくさん切り出されたそうで、石切場が今は鷹取山公園となっています。この絶壁はロッククライミングのゲレンデとなって、この日もたくさんの人が挑戦していましたよ。低いところでは体験クライミングでしょうか、10名ほどの人が受けておりましたが、中には私と同じくらいの歳の女性がいました。すごいなぁ〜。私はこれだけはいくらお金を積まれてもでけまへん。
















展望台に登ってみますね。
えっ、これが山頂標! まぁなんとぞんざいな扱われ方。とたんに139mであることが頭をよぎる。まぁね、無いよりましか。
公園でロッククライマーを眺めながら昼食。お天気も良いし風もないし、いやあ、気分は最高。ただしトンビが昼食をねらって旋回している。取られないよう隠し隠し食べる。木の下で食べるよう教えられたけど、生憎木がないもので無防備です。





ゆっくり休んでさぁ、下山としましょう。少し降りていくと巨大な磨崖仏に出会います。横須賀市在住の彫刻家 藤島茂さんが昭和35年から約1年かけて製作した弥勒菩薩尊像。高さ約8m、幅約4.5mもあります。

















お顔がとても優しい。しばしこの場を離れられません。
別に釈迦如来像の磨崖仏もあったようですが、昭和40年に鷹取小学校建設のために破壊されたとか。そんなことするかなぁ〜。









住宅地を下って、京急追浜駅に向かいます。追浜は「おっぱま」と呼びます。いいですね、こういう地名は。沿岸部には縄文式貝塚があるというのですから、そのころからここには人が住んでいたと言うことですものね。鷹取山側は静かな住宅地ですが、反対側は賑やかな商店街です。
2時間ほどのハイキングでした。ちょっと物足りない気もするけれど、日の高い内に帰ってこられるし、膝への負担もなく終了できました。