どうですかねぇ〜70

友人のお嬢さんが、幼児を対象とした学童保育といいますかそういう組織にお勤めで、プログラムの中には英語があったり、まぁもろもろ楽しいプログラムがあるわけでして、その一つに空手があるそうなのです。
その空手のクラスに我が幼児を入部させにきたのですが、その母親はっきりこう仰ったとか
「うちの息子は受験のために通わせるつもりです。礼儀を学ぶことが目的です」
つまりは小学校受験の面接で、しっかりお辞儀をして、はっきり自分の名前を言うことが出来るご挨拶を覚えればいいのです。技の習得は二の次、三の次でというご希望なんですわね。
友人のお嬢さんも一瞬ぽかんとしてしまったそうです。それでもそれもお仕事ですからその坊やを受け入れることになったとか。
他所様のこと、ましてや昔と今では教育方法も違いますから何とも言えませんが
どうですかねぇ〜、その坊やがそれでも、「えいっ、やっ!」と声を出し体を動かすことが、ピアノだ学習塾とかよりも、よっぽど楽しい時間であるに違いないと思いたい。親の狙いは他にあるのだけれども、それはそれで、ちびっこは「えいっ、やっ!」を大いに楽しめばいい。