谷川岳 巌剛新道 トレッキング


東京に空が無いと智恵子さんは言いました。それはすなわち東京に星が無いと言えます。本当に夜空に星を見つけるのは一苦労。そんでもって、今一度満天の星空が観たいと、9/9金曜日、谷川岳天神平で「星の鑑賞会」が開催されているので行ってきました。午後から関越道を走って先ずは夕刻に本日の宿に到着。「星の鑑賞会」はみなかみ町ぐるみでの後援ですのでみなかみ温泉宿は、ロープウエイの乗り場まで送り迎えしてくれます。
う〜ん、雲が多いです。満天の星空は望めないかも。天神平ではボランティアさんが星座を説明してくれます。大体の方向に何々座がみえますと聞いて、我々は宿が用意してくれた寝ころびマットで広場に寝っ転がり雲が切れるのを待ちました。おやすると月を頂点にした三角形で土星と火星が見えてきました。右が左がどっちの星だったか、もう忘れてしまっていましたが、とにもかくにも二つ輝いていました。
そのうちに月の反対方向に雲が割れて、名付けて雲の川が長く出来まして、そこに天の川の端っこ、そしてその上には数多の星がだんだん現れてきました。いやいや満天の星空とまではいかなかったけれど、満足でございます。ダウンベストを着ておりましたがやはり寒い、気温も14・5度でした。



さて、翌日は宿でおにぎり弁当を作ってもらってロープウエイ乗り場の土合駐車場に車を置きトレッキング開始です。マチガ沢より巌剛新道に入ります。

案内板には

その昔、マチガ沢の出合いには三軒程宿があったらしく、畑や墓石が残っています。清水峠を越えて越後から山道を夕暮れ時に下ってきた人が、このあたりで灯火を目にして「ああ、町が見える」と喜んで発した言葉が、マチガ沢の由来といわれています。




巌剛新道へと登ります。「がんごう」とは手強そうな登山道ですよ、大丈夫かうちら! 








沢歩きの場所も所々にありますが、深くないので大丈夫です。こういう場合流れている場所を歩く方が滑らないそうです。


こんな道を30分ほど歩くとだんだん急登になってきます。この登山道は直登でジグザグ登るのではないので結構厳しいです。やはり名前の通りか。我々はトレッキングです。必ずしも頂上を目指すわけではありません。今回も他の方のブログで1時間ほど登ると見晴台の立て札がありマチガ沢が一望できるとの情報を得ましたので、そこまでを目標としました。
それらしき景観が開かれる所まで来ましたが、立て札が無い。ここではないんだと更に登りましたが、もう正直この登山道に飽きてきた。どうもそのまま進むと日本の三大尾根「西黒尾根」と合流し、厳しいってもんじゃなくなるので引き返し。先ほどの開けた場所を「認定トライ」ならず「認定見晴台」としました。


どうですか、マチガ沢。5〜6月でしたらその流れは雪渓となっていたでしょうね。


マチガ沢の右後方にはとんがり帽子の一ノ倉岳が見えました。



昼食休憩後、下山開始です。急登下りは気をつけなくちゃ。でも2〜3回はちょい転びをしました。でも大きな転びではありませんでしたので大丈夫です!



すっかり秋の雲とすすき。

星とトレッキングの楽しい小旅行となりました。
無事に帰れました。有り難うございます。