10/1 ラグビー トップリーグ 近鉄ライナーズを応援!!


「皆さん、おはようございます。近鉄は13年間、ここ秩父宮では勝ったことがありません。今日こそは13年ぶりの勝利へと応援しようではありませんか。よろしくお願いします」と近鉄ライナーズの応援団長の一言から周り一体力を1つに。近鉄はファンの結束が固い。
対戦チームはクボタ。


そうなんや、13年間も秩父宮では勝利してないのね、余程相性が悪いのか。サポーターもホームである花園のベタな雰囲気が出しにくいからか。
はい、応援のかけ声は先ず「いけいけ近鉄、ゴーゴー近鉄」から始まり、敵陣に入ると「見せ場やでぇ〜!」「あわてない、あわてない」とここらあたりはごく普通です。「クボタの応援のお姉さん、綺麗だから好きやねん」と小さく本音をはいたりして。
大人しめも10分ぐらい。

クボタの選手がイエローカードで10分間退場のシンビンをもらうと
「そりゃあかんで、そんな危険なタックル。首にしとるやないか!」
「銀座線で帰りぃ〜」 (秩父宮東京メトロ銀座線の外苑駅)

どこの応援団もそこは気を使ってセンターラインを外して22mラインに陣取ります。近鉄応援団、その場所をええ事幸いに、グランドに近い1列〜3列の席ですので、相手チームのバックスのFBが近い。クボタは近藤英人選手。ニューフェースです。東海大仰星高校卒業後、東海大学に入学、そしてクボタに。元々は関西出身なので応援団としては関西人としては近鉄に入らなかったことに未練があるらしい
「近藤君、近鉄に来いへんか。君がほしいわぁ〜。」
「まぁ、こっち来て、酒 飲もうやないか」
「じっくり、話そやないか」
(関西人は、大体の場合、呼び捨てにせず「君」を付けますね)
絶対、近藤君、聞こえていますよね。まぁ関西出身であればこんなヤジも受けて流せるでしょう。

熱い応援の声が選手に届いたか前半は近鉄2トライ入れて15-3でクボタに12点差をつけましたが
応援団長「このままの点数ではとても不安です(笑)。皆さんの応援で30点40点と差を付け、残り5分はゆっくり観戦しましょう!」と前半の締めくくり。


後半早々、クボタのキャプテン立川理道が見事な彼らしいトライを決めます。
「タテカワやったかタチカワやったか、どっちやったっけ?」
「そんなもん、どっちでもええわ」
「いやそりゃ、失礼やろ」   (タテカワですよ〜)
「立川君、君は日本代表だし出なあかんで、そんな頑張らんでええで」

クボタの合谷(ごうや)選手にもトライを許し逆転されます。「チャンプル、チャンプル」と揶揄し、「倍かえし、倍かえし」 
クボタがPGを外すとちょっと小さい声で「笑いもん 笑いもん」 長男によると花園ではこういうとき「下手こいた 下手こいた」と言うそうです。ほんまお下品やわぁ〜(笑)

しかし、近鉄の樫本敦選手がトライを決めて同点に
「樫本男前、樫本ええ男」
「あんまり言うと、あいつその気になるよるからここまでにしとこ」

だめ出しをするように重光泰昌選手がトライを決めると
「もう1本、もう2本、もう3本」
「むちゃゆうな」
応援者同士の掛け合いの妙。漫才をみているようです。

皆さんの応援の甲斐があって29-20で、秩父宮で13年ぶりの勝利となりました。そりゃご機嫌で帰りにはきっと祝杯をあげていることでしょう。




二試合目はヤマハvsリコー。飛ぶ鳥を落とす勢いのヤマハ。47-14で圧倒的なヤマハの勝利。しかし後半リコーのスクラムヤマハを押していました。
やっぱり、関東の応援は大人しい。応援は関西の方が断然面白い! 近鉄の応援に慣れるのが怖い(笑)

清宮監督はちょっとね〜ですが、矢富選手は好き。ヤマハのサインボールにサインをもらいました。