サンウルブズ 2017年初勝利!!


ブラボー!! 秩父宮にてスーパーラグビー6戦目にして南アフリカのブルズに初勝利を飾りました。5連敗で負け癖から抜け出せたのは良かった。ここに来てようやく勝ちの構想、展開をつかんだように思えます。体を張って動き回っていたFWキャプテンのカークが怪我、金髪ソバージュのブリッツがお父さんの急逝によって帰国し、この2人の欠場で強力FWのブルズに対して大丈夫かと心配でしたが、松橋、徳永、ラーボニのフレッシュ選手が健闘。
そしてなんといってもFB松島のハイパントキャッチとスピーディーな走り、SO田村優の安定したキックは心強かったです。田村優はさすが試合運びがうまい。後半入って俄然空気が変わりました。
これまでの試合は後半選手の交代がうまくいかず、ラスト20分で相手に逆転されるケースが多かったと思いますが、この試合は交代でもディフェンスが崩れることなく改善されていたと思います。21:20と1点差の勝利でしたが、それ以上の成果をあげたと。
これからしばらくニュージーランド、アルゼンチンと海外遠征での適地での試合、厳しい環境に立たされますが、この1勝で弾みを付けてもらいたいです。

ひとつ観客のマナーで残念なことが。ブルズの選手のPGの時にオオカミの遠吠えを発している観客がいましたが、いかにもそれは不味い。相手チームがPKを狙うとき静かにしなくてはというルールがあるわけではありませんが、日本ラグビーはそれを守ってきました。サンウルブズを応援する声と相手のチームのプレイを妨害する声は基本的に違います。19年にW杯を迎える国として国際試合にふさわしい観客でありたいと思うのです。
イングランドW杯で、五郎丸がPGをするときに観客席が写り、ざわざわしている外国人の観客にシーッと指で口を押さえて周りを則した日本女性に対して、周りは”sorry”という感じで静かにしてくれたテレビのワンシーンが思い出されます。
場面が違うとはいえ「静かに」をお願いしておきながら「静かに」が出来ない国民であることは恥ずかしいではありませんか。