太郎二歳次郎一歳柏餅 (たろうにさいじろういっさいかしわもち)
うちは男子の年子です。ホントこの頃の息子達に会いたい。仲良く幼い兄弟でした。今やただのおっさん兄弟です。あぁ…
長男を太郎、次男を次郎といいますね。五/七/五と三段切れとなっていますが先生はあまりこだわらなくてよいと。季語:柏餅
鍾馗の目さらに泣かせて初節句
(しょうきのめさらになかせてはつぜっく)
ぼうぼうの髭だけでも恐いのに、かっと見開く目に恐さが増して。よしよし大丈夫よと言われてもね。赤ちゃんにはね。
そんな子も今や鍾馗のような面となり。あぁ… 季語:初節句
子燕やみやげを足して道の駅 (こつばめやみやげをたしてみちのえき)
サービスエリアや道の駅などの庇に燕の巣はよく見られます。八王子の道の駅にもありましたよ。大きく開く燕の子の口、お父さん、子供をちょっと思って。季語:燕の子
島かげを縫って白帆の旅五月 (しまかげをぬってしらほのたびごがつ)
松島へ義父母の墓参りに行きました。 塩竃・松島は遊覧船のコースは外してですがクルーザーのメッカです。残念ながら乗っての旅ではなく、遠目に眺めていた旅でした。ヨットやクルーザーを持つ友がいればね。季語:五月
銀座のマロニエ通りを吟行です。5/10でしたが満開でした。マロニエの花は初めて見ました。
マロニエの花に合いをる雨曇
(まろにえのはなにあいをるあまぐもり)
灰色の空にピンクの花色は合いますね。自然の色の取り合わせは妙です。季語:マロニエの花
銀座なる柳なくとも老舗在り (ぎんざなるやなぎなくともしにせあり)
銀座といえば、歌にもなった銀座の柳をイメージしますが、銀座のメイン通りに柳はすでに無く、ブランドショップがずらり。外国観光客がわんさか。そこは避けての吟行。一筋入れば、ずいぶん数は少なくなりましたが老舗があります。何だかほっとしますよ。柳は有楽町駅前に残っています。季語:柳