上高地岳沢トレッキング

6/23〜25の二泊三日で上高地へ。今回は岳沢(だけさわ)をトレッキング。梓川に掛かる河童橋からの穂高連峰。梅雨の晴れ間で見事に見えました。



先ず一日目は河童橋から大正池までの高山植物観賞。ガイドさんは去年お世話になったちよちゃん。去年は先輩のトッポ君に隠れて目立たず、質問されたらどうしよう的な研修ガイドさんでしたが、上達は早い。もう今年は研修の後輩を連れての立派なガイドさんに成長。


左がゴゼンタチバナ(御前橘)車座に着いた6枚の葉の上に約2cmの白い花
右は珍しいでしょ。とろろこんぶが垂れ下がっているようです。 サルオガセ(猿麻薯)。地衣類に属し、木の枝から長く垂れ下がる姿は不気味でもあります。



草原を過ぎその先に広がる湿原の浅い池は田代池。田代は水田のことでその浅さから水田のような湿原だからの名前のようです。氷点下になっても凍らないそうですよ。水温が高い季節には木々に霧氷がついてそれはそれは幻想的な風景になるとのことです。



大正池に着いて焼岳を眺めます。大正池は1915(大正4)年6月6日、焼岳が大噴火をおこし、その際に噴出した多量の泥流により梓川がせき止められてできました。出来た当初は現在の2倍の大きさだったようですが、土砂の流出により底に堆積して縮小してきているとのことです。



二日目は岳沢小屋を目指します。標高差約600m。今日も天候に恵まれました。登山口に至る沼には今が時期のレンゲツツジ(蓮華躑躅)が咲き誇っています。花は5〜8cmと日本で最も大きな花を咲かせるツツジです。



こうした登山道の補修は、山小屋の方々がしてくださるようです。その範囲は山小屋から下の登山道ということで、その上の道は上にある山小屋が担当すると聞きました。木道が新しくなっているのは今年山開きの前に補修してくださったのでしょう。倒木も多くこのように道をふさいだりしています。ちゃんと跨げるように切り込んでくれてます。有り難いことです。



岳沢近くに上がってきますと「風穴」があります。洞窟の中に夏でも氷が解けずに残っていて正に天然のクーラー。この日は真夏ではないので寒いくらい。岩も冷たく休憩には涼しすぎるので止め上に進みます。しかし缶ビールを冷やしたら美味しいでしょうね! 名前を書いて帰りに引き上げる……うっ、こんなことしたら怒られる。しません、ちょっと考えがよぎっただけです!



風穴から15分くらいで眺望が開けるガレ場に到着。横には穂高連峰河童橋方面に目をやれば六百山(2450m)がそびえ立ちます。



キスゲ ピークに立つ!的な。
本来は岳沢小屋まで後1時間なにがしで登り小屋で昼食の予定でしたが、あまりにも眺めがよいので、またここまでに時間が思ったほどかかり(決してしんどいわけではなかったですが)、なによりもこのまま登れば ラグビー アイルランド戦に間に合わないかもと心配になり下山することに。立派な(どこが!?)理由があるわけでございまして。。。。
ほんでもって、アイルランド戦は余裕をもってテレビ観戦できました。大敗だったけど……