2017年10月の俳句

きのふまでを畳みて後の更衣 (きのうまでをたたみてのちのころもがえ)

「更衣」というと夏の季語ですが「後の更衣」は秋の季語になります。10/1は一斉に冬物に替えたものですが現在はそうも言ってられない天候異常。洋服もそうですが嫌な心もしまい込んで新たな気持ちで、そ〜れ!



難しき老いになりゆくうそ寒し (むつかしきおいになりゆくうそさむし)

季語はうそ寒し。こころの落ち着かない感じやうすら寒さをいいます。前にも書きましたが年取るとだんだん難しく怒りっぽくなる老女の私が、、、、あきまへんわ。



はおりもの朝寒夜寒背の丸く (はおりものあささむよさむせのまるく)

この夏は案外短くいきなり冬のような冷え込みがありました。体が対応できましぇ〜ん。季語:朝寒



カーナビに逆らい出合ふ芒原 (かーなびにさからいであうすすきはら)

カーナビが正確なのは分かっているのですが、時々「いや違うでしょ」と思うときがあります。そして自分の勘を頼りに…大体失敗するのですが、時には思わぬ光景に出会いそれはそれで良かったと。季語:芒



四十秒団栗独楽の勝ち試合
(よんじゅうびょうどんぐりこまのかちじあい)



今年は団栗は豊作でしょうか。山歩きしていても沢山落ちていました。熊も村に降りてこなくてもいいかもです。
やりましたよねどんぐりの独楽回し。穴開けて楊枝を差してつくる簡単独楽。どんな勝負も勝てると嬉しい。喜んで家に帰りました。負けた数のほうが多いけど勝ったことだけ母さんに話す。季語:団栗