2018年10月の俳句

f:id:nikkokisuge:20181019153116j:plain:left一刷けの頬紅さして林檎トキ
(ひとはけのほおべにさしてりんごとき)

今が旬のトキ。王林とふじの掛け合わせと言われています。甘くて程よい酸味がいいですね。同じ風貌の「ぐんま名月」も間もなく登場です。季語:林檎。




銀杏黄葉集めては放る幼き子 (いちょうもみじあつめてはほるおさなきこ)

外苑の銀杏並木に毎年見られる風景です。黄葉するのは11月半ばころでしょうか。季語:銀杏黄葉。



空離れ山は粧ひて錦綾 (そらはなれやまはよそいてにしきあや)

「秋高し」・「山粧う」も秋の季語。季重なりを防ぐため、「空離れ」で高いことを表現しましたが、、、通じにくいですかね(笑)。山の紅葉の錦綾、まるで絹織物のよう。季語:山粧う



f:id:nikkokisuge:20181028062129j:plain:left夕顔や白真っ平らに闇を受く
(ゆうがおやしろまったいらにやみをうく)

先日我が家の夕顔の開花をライブで見ることができました。ねじれた蕾がスローモーションでほぐれて行き、ちょっと感動。写真は黄色くなっておりますが、純白です。季語:夕顔。



皮肉屋を一つ交わして秋うらら (ひにくやをひとつかわしてあきうらら)

なんかこういうこと爽快感がありますね。季語:秋麗(秋うらら)