谷川俊太郎 展 at 東京オペラシティアートギャラリー 


絵本読み聞かせのお仲間と初台にある東京オペラシティアートギャラリーに行ってきました。
詩人の展覧会をどのようにして展開するのか興味が湧きました。なるほどこういう展示方法かと感心しました。谷川俊太郎さんはもう皆さんご存じかと思いますので触れませんが「私は背の低い禿頭の老人」だそうです(笑)と仰っていますが、魅力的な老人であることには意義はありません。
写真撮影は鉄腕アトムバカボンなどのクローズアップや個人的な写真や葉書は撮影禁止ですが、それを守れば大丈夫です。










谷川さんの言葉がこのようにタイトルの柱となっているかと思えば後ろに棚となって展示物が並んでいます。谷川さんの少年期の資料や関心を持ったコレクションや、音楽など紹介されています。










友人やご両親との間で交わされた葉書や詩の原稿、そして値段が付いた言葉の作品も棚の中に。










この展覧会のために書かれた詩と思いますが、ところどころにこうして展示されています。
中でも面白かったのは、ご両親への詩がありました。詩をそのまま覚えているわけではありませんのでご容赦いただきたいのですが、「父と母は仲がよく、父は母を愛していました。母も父を愛していたと思いますが、戦時中に父が家族に内緒でひとりだけ乾燥芋(だったかな?)を食べたことが許せなく離婚を考えたことがあった」らしいです。その詩が心に残るのは何だかミーハーで申し訳ないですが、哲学者であったお父様でもそういうことするのかと、微笑んで拝見しました。

ご両親とのお写真やお手紙を拝見していると一人っ子であったこともあるけれど、ご両親に大事に愛されて育たれたことが感じ取れます。
3/25(日)までの開催です。