伊香保温泉・榛名山 バスツアー二日目

昨晩夕刻6時30分頃に食事にしましたが、大きなガラス窓からは山の木々と雲がうっすら姿を見せていましたが、時が過ぎるごとに空の闇と一体となりもう木々も雲も姿は闇に包まれました。こんなごく当たり前の自然現象も都会では見ることがないのでえらく感動しました。句に詠みたい!と思いつつまだできあがっていません(涙)
もちろん空には星がいっぱいでした。嬉しい。食事もありきたりの旅館料理ではなく板前さんの心意気が感じられ花丸でしたっ!

榛名山に向かうのですがバスはこの時期2時間に1本しか走っていません。タクシーでとりあえず榛名山ロープウエイ乗り場へ。とにかく寒い!

頂上には榛名富士神社が祀ってあります。眺望は素晴らしくこの季節ならではの山々の姿です。もともと群馬のこのあたりは雪は年に2〜3日ぐらいしか降らなくて積もっても10cmぐらいだそうです。この春の雪も珍しいとのことでした。頂上で登山道を少し歩いてみるつもりでしたが、雪に埋もれてみえません。しかもスニーカーでしたので断念。


榛名山(はるなさん)は赤城山妙義山と並んで上毛三山の一つです。1440mで山岳信仰の山、独立峰です。富士山の山容に似てますので榛名富士と呼ばれています。カルデラ湖の榛名湖が並んでいます。
ご覧のように人っ子一人おらず、まぁ榛名山独り占めではありますが、少々不安になりますね(笑)しばらく湖畔沿いに歩きました。これから榛名神社に向かうのですが、簡単なマップを見ると榛名湖沿いにある感じ。どんどん歩いていくのですがどうもそれらしき気配がない。湖畔のバス停にある食堂で尋ねればここから4kあるとのこと。歩けないことはないけれど車道だしバスの方が安全と勧められバスで行くことに。確かにその方が安全でした。車道には歩道もなく下る一方でやはり標識もないので1時間も歩くと不安になったでしょう。尋ねる人もいないし。このバスは1時間に1本。でも運良く待ち時間は15分。コーヒーを頂いて店主夫婦と話し込んでバスを見るや乗り遅れてはなるものかと急ぐ私に、店主は「大丈夫。ここが始発だからまだ出ませんよ。3分あるもの」それでも慌てる私をきっとせっかちなおばさんと思っているでしょう。

300〜400mほど下りたのでしょうか(定かではない)。ようやく暖かく感じました。参道には宿坊が並んでいます。



これより神社の随神門を入りますと榛名川に沿って杉のお山へと。左の写真は「鞍掛岩」。神社境内には奇岩が多くありますがそのうちの一つ。本来は洞穴だったのですが奥の岩が落ちて橋のように残ったとのことです。



榛名神社は586年に創建され、鎮火・開運・五穀豊穣・商売繁盛のご利益があるとされ、雨乞いの神社また修験者の霊場として榛名山信仰の参拝者を集めています。双龍門に上がり本殿となります。決して大きな建物ではありませんが御姿岩の前面に接して建てられたのは珍しいことだそうです。「御姿岩内の洞窟を神聖な本殿として御神体が祀られている」とのこと。
ここでは榛名神社自然歩道を歩くつもりでしたが、雪のため歩けませんでした。バスの時間を見計らいながら、それでもたっぷり時間はあります。門前そばが売りらしいので昼食に。榛名産の地粉を使ったそばというので楽しみにしていましたが…手打ちという割には香りもなく、色も黄色っぽく、美味しくなかったです。ちょっとがっくり。
15時集合でイチゴ狩りをして夜新宿に帰りました。

そんなかんだの初めてのお一人バスツアー、なかなかいいもんです。しかし、自由時間がたっぷりあるのはいいけれど、伊香保温泉も榛名山榛名神社も時間を潰すのに苦労しました。歩けたら良かったんですけれどね。
そしてはとバスツアーの運営に無駄のないこと。一泊の客と日帰りの客と混載して、12時に目的地のホテルに着いて泊まり客はチェックインまで自由行動。日帰り組はそこで昼食をとり15時集合まで自由時間(温泉や散策をして)、前日の泊まり客と合流して乗ってきたバスでイチゴ狩りをして帰路に。
我々もその日に着いたバスでその日の日帰り客と乗り合わせして帰りました。