2018年6月の俳句

澱みをる三四郎池木下闇 (よどみをるさんしろういけこしたやみ)

東大の三四郎池、吟行の下見に行きました。どっぷり緑色の水で年季を感じる池でした(笑)
季語:木下闇。夏の木々が鬱蒼と茂り、梅雨入前のどんよりも加わって暗さが増していました。


手土産の目高十匹水袋 (てみやげのめだかじゅうぴきみずぶくろ)

アクアショップでなくても目高などは水袋に入ってDIYで売っています。無造作な感じで。ちょっと気の毒です。しっかり育ててあげますね。季語:目高


瓶底の辣韮つるりと箸の逃げ (びんぞこのらっきょつるりとはしのにげ)

辣韮の酢漬け、家では漬けませんが近くの八百屋さんが漬けて売っています。甘酢の具合がとても口に合います。残りは少なくなってきました。八百屋さんに注文しなくちゃ。季語:辣韮


更衣病みをる姉の肩薄し (ころもがへやみをるあねのかたうすし)

もう少し太る方が体力が保たれるのではと思いますが、なかなか太れないようです。薄物は痩せている人には酷かも。季語:更衣





夏山となりて黒々槍ヶ岳

(なつやまとなりてくろぐろやりがたけ)

先日の新穂高ロープウエイ山頂駅から見えた槍ヶ岳。高いですが尖って日を受けやすいのか雪は残っていませんでした(う〜んちょっと幼稚な解釈?)。夏山らしい色となっておりました。