映画「ボヘミアン・ラプソディ」

クイーンの歌冬青空の深きより

f:id:nikkokisuge:20190108132834j:plain:leftむーちょさんのブログ記事を読んで、行きたい行きたいと思いつつ、年末は風邪を引いてグズグズし、5日の土曜日やっと行けました。やはり音楽映画はテレビで間に合わせるなんてケチなこと言ってはいけません(笑)。むーちょさんお薦めの映画館IMAXで聴けるTOHO日比谷に気合いを入れて行きました。
う~ん終わってしばらく動けませんでしたよ。QUEENのバンドの物語というよりフレディ・マーキュリーの伝記です。

私の音楽の歴史というと大げさですが、ビートルズから10年位抜けるんですね。結婚~子育ての時期で音楽に接する時間を持てなかったからか。QUEENもボーカルのフレディ・マーキュリーがゲイでエイズで亡くなったという知識ぐらいしかなく、その後ラジオ等でQUEENを耳にして、その存在に改めて気付かされるというものでした。
ましてやこの映画を観るまではフレディ・マーキュリーの育った境遇・その生い立ちを知るまでは至りませんでした。そして70年代当時のイギリスでの中央アジアからの移民に対する差別意識が強く、インド系のフレディもまた「パキ」と呼ばれ蔑まされていたのでした。そのような出自と出っ歯という風貌も加わって結構劣等感の塊でしたね。

最初の奥さんで別れたあともパートナーとなったメアリー・オースティンとの関係も描かれており、彼女への愛は永久に変わることなく、フレディのはちゃめちゃな部分と彼女への純粋な部分が交錯するところも見どころでした。

なんと言っても最後のライヴ・エイドのシーンは圧巻でした。まるでライブ会場でQUEENを聴いているようにその世界に入っていけました。やっぱりIMAXはすごいのです。

音楽映画では「私は、マリア・カラス」とレディ・ガガの「アリー/スター誕生」も観たい。まだまだ「ボエミアン・ラプソディ」の余韻が大なので、少し冷めてからにしようと思っています。