映画 『私は、マリア・カラス』

f:id:nikkokisuge:20190218114609j:plain:left 危ないところでした。もうすぐ上映が終わるところでした。観ることができて良かった。俳優がマリア・カラスを演じるのではなく、彼女自身が語る素晴らしさがこの映画にはありました。私が述べるよりも「映画.com」の解説が端的に言い得ていますので拝借掲載させていただきます。










20世紀最高のソプラノと称されたオペラ歌手マリア・カラスの人生をひも解いていくドキュメンタリー。1977年の突然の逝去により未完となってしまった自叙伝、友人や愛する人に宛てたプライベートな手紙など、マリア・カラス本人の「歌」と「言葉」のみでカラスの人生を再構成。自叙伝で語られる言葉や手紙の朗読を「永遠のマリア・カラス」でカラスを演じたファニー・アルダンが担当。半数近くが今回初公開となる素材群、写真をもとにカラー化したモノクロ映像などから、プロフェッショナルとしての信念と、ひとりの女性としての幸せに揺れる歌姫の真実の姿が描かれる。

今また、彼女の歌声を聴ける幸せがありました。映画館は恵比寿ガーデンシネマ(この映画館数年前に閉館しましたがいつの間にか復活。知らんかった)。ミニシアターですので、音響に特化しているわけではありませんし、古いテープでの再生でも十分に堪能できました。なにせその時の彼女の声を聴けるのですから。
歌姫として人として女性としての確固たる自覚を持って生き抜いた人だと思いました。インタビューの受け答えからも彼女は決して嘘を言わない、自分を都合よく見せようと思わない、意志の強くありながらとても素直な女性と思いました。