2019年残雪期は4/19〜5/6の期間とのこと。4/28日曜日に片品村に入り、翌30日トレッキング。鳩待峠(1,591m)からガイドさんの案内のもとスタートです。
右が至仏山(2,228m)、左のこんもりが小至仏山(2,162m)。至仏山は百名山の一つで尾瀬国立公園に属します。至仏山への登山ルートは小至仏山が手前となりますので小至仏山経由です。春スキーも可能な山ですのでそれが目的の方も多くいらっしゃいます。我々はスノーシュー着用で雪山を楽しむのがメインでして、決して頂上を目指すわけではありません。今年のお正月に奥日光湯元でスノーシューで遊んで、夫はスノーシューづいてこの旅行を思い立ったようです。(何故って2月には既に旅行の手配をしていましたから。分かりやすいと言えば分かりやすい人です(笑))。
至仏山周辺は全域が植生保護区域の為、夏山は木道が敷かれそこを歩くのですが、残雪期の時だけ雪が3m以上積もっているので、植物に影響はないということで、ショートカットの道を歩けます。
天気は快晴。右の険しい山は燧ヶ岳です。奥に雪を被っているのが会津駒。その手前が尾瀬ヶ原。
登り始めて2時間45分で目的地のオヤマ沢田代の着きました。スノーシューも歩くには結構重く感じられ、私は結構よれよれでした。オヤマ沢田代は2,030m。439m上がりました。尾根に出ました。ここからは新潟方面の山々が見えます。谷川岳、朝日岳。
日光白根も見えます。
赤城山、武尊山等も見えます。どれがどれやら忘れましたが(汗)。
このようにオヤマ沢田代からは谷川岳からぐるり180度の山々が見えます。この山々を眺めるのが目的でしたので、もう大満足です。ガイドさんが見晴らしの良い場所に長方形の穴を掘ってくれて、そこに脚を入れ座りお昼にしました。「今日の山も良い」とガイドさん。本当にそれが感想ですね。
このように新雪を好きに歩いて良いと言われて、歩き慣れないスノーシューも軽やかに感じ、柔らかにずぼっと沈むのが脚に優しいです。
登りの出来ている道を歩くにはスノーシューでなくてアイゼンでいいんでないの、と他の人は圧倒的にアイゼンだし、、、と重く歩きにくいスノーシューを恨みに思いましたが、下山の人の踏んでいない新雪を踏みしめる快感。こりゃスノーシューでなければのと、ころっと態度が変わる私めであります。下山で初めてスノーシューの意味が分かった次第です。楽しみながらの下山。1時間半位でした。
壮大な風景と春の雪山を堪能できまして、案内してくれたガイドさんに感謝です。