名古屋市 古川美術館&爲三郎記念館

5/22水曜日 名古屋の姉たちに逢いに行きました。その前にかねてより行ってみたいと思っていた美術館に寄りました。この美術館と記念館は、以前topcymさんが紹介されていて、その場所は子供の頃住んでいた駅「池下」なので余計に思いが募りました。
この日の名古屋は全くの夏日で暑かったですが、地下鉄の駅より数分で着きますので問題なかったです。

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古川美術館         爲三郎記念館         茶室「知足庵」  


古川美術館はHPより紹介記事を引用させていただきます。

古川美術館は、初代館長故古川爲三郎が長年にわたって収集し大切にしてきた美術品を、「私蔵することなく広く皆様に楽しんでいただきたい」という想いからその寄付を受け、平成3年11月に開館いたしました。
初代館長の故古川爲三郎(1890-1993)は、芸術を愛し、戦前から美術工芸品の収集を行っておりました。そして、長年にわたって集めた美術品を私蔵することなく、広く一般の方々に公開して美術に親しんでいただこうという趣旨で、昭和62年9月に財団法人古川会を設立しました。 

この日は「Color ~色彩からのメッセージ~」のタイトルのもと、色分けした絵画を展示してありました。所蔵作品は日本画が中心となります。小さな美術館ですので疲れることなく観られます。


分館の爲三郎記念館は、古川爲三郎さんの住まいをご本人の遺志により、平成7年11月から開館したということです。母屋は勾配のある敷地に建てられて数寄屋造りの日本家屋。庭には巨木の椎が生い茂り、侘びた茶室「「知足庵(ちそくあん)」があります。庭に茶室があるということは数寄者であられたに違いないです。
庭を眺めながら部屋で(茶室ではなく)呈茶をいただきました。とても落ち着いた時間を過ごせました。

長姉に話しましたところ、古川さんのお嬢さんとは同級生で友人であり、そのお屋敷によくお邪魔したと。年齢的には爲三郎さんのお孫さんだったと思われます。お嬢さんはお金持ちなのに偉ぶらず、お母様にもよくしてもらい、別荘にも連れて行ってもらったこともあるとか。「あちらはお金持ちで大物だけれど、うちは金持ちじゃないので私は小わっぱどまりだったわね」と笑って話していました。
我々妹たちは初めて聞く話で、小わっぱ中の小わっぱ、「なぜにもっと深くお付き合いしておかなかったの!」と、欲を張るのでございます。