2019年12月の俳句

冬支度流行り廃りに目はつむり (ふゆじたく はやりすたりに めはつむり)

仕事を辞めてからは洋服を買わなくなりました。着てでかけていく機会もと~んと少なくなりました。 季語:冬支度


f:id:nikkokisuge:20191219135438j:plain:left 綿虫の舞ふて冬日の影うすら
(わたむしの まふてふゆびの かげうすら)

綿虫は体長2mmほどの小さな小さな虫です。羽を持ち体に綿状の分泌物をつけています。北海道などでは群舞している様子が観られるようです。都会でも群舞とまではいきませんが、住宅地で数匹飛んでいるのを見かけます。ホコリかなと思えるような虫です。季語:綿虫、雪虫


もつ鍋や我が身の業も湯気と立ち (もつなべや わがみのごうも ゆげとたち)

臓物の鍋ですから、もうごちゃごちゃ。人の業もごちゃごちゃ。湯気が浄化してくれるような。季語:湯気立つ


「雪女」が兼題に出ました。例句をみても割合茶化したような句が多いので、私も遊んでみました。大体において誰も観たことがないので、気楽といえば気楽に。

不倫シリーズ 雪女編
あなたとなら溶ける覚悟と雪女
狂ふほど身を投げだして雪女
吾が胸に濃き雪の香や雪女

勘弁して僕には妻子が雪女  
この句はさすが投句しませんでした。ここまでやるとふざけ過ぎとお叱りを受けそうで。。。