2021年 3月の俳句

相槌はあいまいなまま夕朧 (あいづちは あいまいなまま ゆうおぼろ)
 人の話を聞いてんだか聞いてないんだか、きっと聞いてないんだわ、プンプンプン!季語:夕朧。


f:id:nikkokisuge:20210330133853j:plain:left もうもうとミモザの火の手吾の胸に 
(もうもうと みもざのひのて あのむねに)
あぁ、私も20代に戻ってミモザの花をイタリア男性からもらいたいな。季語:ミモザ







f:id:nikkokisuge:20210412115425j:plain:left  ものの芽のはや影持ちて立ちにけり
 (もののめの はやかげもちて たちにけり)

 つんとしっかりした芽はその影に気が付きます。季語:ものの芽 早春萌え出る芽をいいます。木の芽というより草の芽についていうことが多いようです。






春やはる前髪切りて歩も軽く (はるやはる まえがみきりて ほのかる)

 髪を短くすると体も軽くなってスキップしたくなるような、ストレスも。 季語:春


学業に無念残して三月尽 (がくぎょうに むねんのこして さんがつじん)

 大学生、特に卒業する四年生にとっては、学校での授業も少なく心残りの一年間だったと思います。季語:三月尽 旧暦三月の晦日のことです。