2022年2月の俳句

春寒し閉館となりミニシアター (はるさむし へいかんとなり みにしあたー)

これもコロナ禍のせいでしょうか、いつの間にか閉館になっていたことに気が付きました。寂しい限りです。
季語:春寒し。


威嚇せしボス猿の口寒明くる (いかくせし ぼすざるのくち かんあくる)

高崎山自然動物園に去年の秋に雌のボス猿(名前:ヤケイ)が誕生したそうです。腕っぷしの強さでトップに上り詰める様子をテレビで見ていまして、その強さに私の中では雌が!!!と感嘆しました。すっかり寒も明けました(笑)。
いつまでボスの位置を保てるか、、、今や発情期真っ盛りなので、どうでしょうか? その後のヤケイを追ってほしいものです。 季語:寒明。


f:id:nikkokisuge:20220221140309j:plain:left 白魚や命透けをり影もまた 
 (しらうおや いのちすけをり かげもまた)

きれいなもんですね。透き通る白魚。踊り食いはちょっと食べれませんが。季語:白魚。





薄紙のよふな雲浮く浅き春 (うすがみの ようなくもうく あさきはる)

薄い紙を吹いたら巻き上がり浮いているような雲でした。それは儚くも美しい雲でした。春に珍しい雲を見ました。 季語:春浅し。


判断のつきかねてをり春の風邪 (はんだんの つきかねてをり はるのかぜ)

今のオミクロン株は症状は軽くてただの風邪なのか、コロナなのか、どうしたものかと判断に苦しみます。ちょっと喉が痛い時がありまして、熱もなく咳も出ず関節も痛くなく、のど飴とイソジンうがいで治っていきましたので初期の風邪症状だったと思います。季語:春の風邪。