2022年5月の俳句

小間切れの眠り重ねて春の朝 (こまぎれの ねむりかさねて はるのあさ)

2時間くらいづつで目が覚めます。それを繰り返して朝を迎えます。眠った感のない睡眠ですが、特に昼寝をしたいと思わないのです。これが続くと5時間ノンストップで眠れる日が来まして、その繰り返しです。これが私の形かと。 季語:春暁・春の朝。


初鰹これより父は健啖家 (はつがつお これよりちちは 健啖家)

塩釜の義理の父は初鰹が好きでした。塩釜港にあがる鰹は新鮮だったからか、普段食が細いのですが、初鰹はモリモリ食べていました。 季語:初鰹。


円安に戦に値上げ麦の秋 (えんやすに いくさにねあげ むぎのあき)

ウクライナの麦畑は戦禍の犠牲になって収穫もままならぬでしょう。 季語:麦秋・麦の秋


「喧嘩勝つ」子の宣言やソーダ水 (けんかかつ このせんげんや そーだすい)

長男が小1の時、関西から関東へ転校してクラスでの挨拶で涙ながらに言った言葉。本当は「喧嘩なら負けへんで」でした。転校は子にとって緊張し辛いことなのかといじらしかったです。
お題は「宣」を使っての句。今までに「白」「入」「宣」と出ましたが、まだ慣れなくて苦労しています。来月は「手」。泣き続けています。 季語:ソーダ水。


夏場所やあと数場所は出来そふな (なつばしょや あとすうばしょは できそうな)

数場所どころか二年三年と続きそうな元気さ。玉ちゃ~ん。 季語:夏場所