島根旅行 足立美術館

 5月5日よりでかけました。出雲航空に着きレンタカーで先ずは足立美術館へ。広大な庭と横山大観のコレクションで有名なところです。創設者は 足立全康氏。「昭和45年(1970年)、71歳の時、郷土への恩返しと島根県の文化発展の一助になればという思いで、財団法人足立美術館を創設」したとのこと。足立全康氏は1899年、この美術館所在地である安来市古川町に生まれました。生家の農業を手伝いますが、商売の道へ進み木炭を運搬する仕事で益を成して、繊維問屋、不動産事業に成功したそうで、幼少より興味のあった日本画を蒐集し、庭造りへの関心も深まり、足立美術館創立の運びになったとのことです。

足立全康氏は「庭園もまた一幅の絵画」と謳っております。先ずは5万坪のお庭を拝見。(庭の中に入ることは出来ません)
枯山水庭園・苔庭


白砂青松庭 


茶室 寿楽庵


池庭 雨が降ったり止んだり


亀鶴の滝 大観の絵「那智滝」をイメージしての滝とか。


庭を堪能して絵画展へ。
大観の絵がたくさんありました。大観といえばやはりこの作品でしょうか。六曲一双屛風の富士「神州第一峰」。力強さが伝わってきます。
※写真は美術館のHPより







 島根県県花は牡丹ということで、まさにこの季節。各画家が牡丹の作品を残しています。その中で、躍動感のある 川端龍子の作品が一番気に入りました。
※写真は絵葉書より











館内の喫茶大観で昼食をとり、島根県立美術館に移動します。