名古屋名物 「ひつまむし」

「ひつまむし」はもう全国区な名物になっているのでしょうかしら。名古屋にいったらこのひつまむし・味噌煮込みうどんを食べようと思う方も多いと思います。
本来「ひつまぶし」なんでしょうけど、この名称は有名店が登録商標を行っているので他のお店では使えなくて「ひつまむし」と読んでいるのだそうです。
wikipediaによれば、料理の由来には明治の中頃、鰻の出前でみんなが取り分けられるよう細かく切ったという説と、天然の鰻は質にはバラツキが多く小さく硬いものは客に出せないので賄い料理として細かく切ってお櫃で混ぜて食べたとあります。
私は賄い料理説を採りますね。なぜって「ひつまむし」は子供の頃お店のメニューになかったように記憶しています。うな丼かうな重だけでしたよ。もてはやされるようになったのはこの20年くらい前からと思いますね。まるで鰻を食べるならこれしかないような言い方されてますが、私が名古屋を出てから名物になったのでなんの愛着もありませんです(笑) だから辛口の記事になると思います、名古屋の皆様、勘弁してちょ。


食べ方ですが
1.まずお茶碗にお櫃より取り分けてそのままで鰻の味を楽しむ
2.2膳目はやはりお茶碗に取り分け薬味(わさび・ネギ・のり等)をかけて食べる
3.最後に残りをお茶碗によそい、薬味を好みでいれてお茶漬けにして食べる

3通り食べ方で鰻を味わってくださいということでしょうが、なんか、面倒くさくないですか!
一枚の蒲焼きで3度美味しいというのでしょうが、なんか、ケチくさくないですか!
1回で3度の食べ方を楽しむという根性が貧乏たらしい。3通りの味を楽しみたいなら、3回食べに行けやという感じ。
ど〜んとお重に乗っている方がよくないですか。それが鰻蒲焼きの醍醐味。細かく刻まれてお櫃に並ばされて
「私、そんな姿で出されるのイヤ!! 
 ど〜んと私を出して、おぉ、ウマそうな鰻だね と言われたいの」
鰻のそんな声が聞こえてきます。
客も、ありがたくガッツリいただく。 それでいいんでないの。鰻の蒲焼きは。
丼ものお重ものは本来男性的な食べ物なんだからして、豪快にかき込むのが正しい食べ方であって、それを女性は少しづつ口に運んで、やっぱり女の人は上品だよね。と言わせてみせるのが女の役目(あっは、これはちょっと飛躍しすぎです、ごめんあそばせ(笑))
とまぁ、こんなふうに思うわけです。