2019年9月の俳句

朝顔を数へて開く観察記 (あさがおを かぞへてひらく かんさつき)

今年の我が家の朝顔は猛暑でほとんど咲かなくて咲いても小ぶりでした。 小学生の皆さんはがっかりの日々でしたでしょうか。季語:朝顔


休暇明乾ききったるモップかな (きゅうかあけ かわききったる もっぷかな)

夏休み中使われなかったモップは、それは見事にパリパリ。季語:休暇明


無花果をもぎて乳吹く香り吹く (いちじくを もぎてちちふく かほりふく)

無花果の乳のねばりは往生しますが、好きですから厭いません。季語:無花果


この想ひ指にあづけて風の盆預けて(このおもひ ゆびにあづけて かぜのぼん)

富山市八尾町で行われる行事。「越中おわら節」を歌い踊り明かしますね。一度生で観てみたいと思うのですが叶えておりません。YouTubeで観ましたが、男踊りと女踊りがあって最後に男女で踊るのを目にし、豊年を祈る踊りであるけれど男女の恋の成就も祈っているかと思いました。季語:風の盆。


f:id:nikkokisuge:20191005071117j:plain:left ぱんと割るそばから香る新生姜
(ぱんとわる そばからかおる しんしょうが)

新生姜、なぜにこんなに美味しいの。香りももちろん味のうち。下ろしてもヒネショウがより香りますね。たっぷり甘酢漬けにして保存。季語:新生姜。