田中一村が23歳の時に描いた雁来紅(葉鶏頭)。 ※写真は展覧会の図録より
奇怪さも魅力でありて雁来紅 季語:雁来紅
鳥の来て
真赭の薄(まそほのすすき)
たはみをり
季語:芒・薄、真赭の薄 真赭の薄とは赤みを帯びた薄のことです。
岩肌を打つも穏やか秋の滝 季語:秋の滝
遠きほど美(は)しく雄々秋の山 季語:秋の山
9/22 殿ヶ谷戸庭園吟行にて 雨模様で暑い日々から一気に秋の気配でした。
水面打つ雨に新涼見つけゐし 季語:新涼
ここにきて秋の蚊強し腕痒し 季語:秋の蚊
猛暑の夏は蚊も弱っていたのか全く刺されなかったのですが、、、秋になって刺されるとは。
鹿威しぽんと秋気の音させて 季語:秋気 鹿威し
庭園内の湧水の池に鹿威しがありました。季重なりですが吟行ならではと自分としても好きな句でして。