宮城県は塩竃市に夫の両親の介護に通っているわけですが、なんといいますか、なじみにくい町です。二階のベランダから海が遠目に見えるのですが、なんか寂しい。家の周りから子供の声も姿も見えない。うちのお義父さんのテレビの音も大きいけれど、外に出ればあっちからもこっちからも大きなテレビの音が聞こえる。う〜ん・・・シルバーストリートだ。
唯一山の上の小学校からコーラスの歌が流れてきます。ほっとします。癒されます。
なじめないでいる私も困ったもんですが、やっぱりそりゃないでしょと思うことがありました。義父が緊急入院して病室も決まり、そのフロアーの看護師さんに入院に当たっての情報収集でいろいろ聞かれるわけです。
今の状況とか過去の病歴とか、それは分かります。丁寧に私も答えます。
しかし家族の話になって
「奥さんは今この病院に入院ですね」
「はい4階に」
「お子さんは？」
「男の兄弟ふたりです」
「奥さんは、、、ご長男のお嫁さん？」
「はい、そうです」
看護師さん、相関図を書いておりますよ。息子達の名前も書き込み、また緊急連絡先なども聞かれ私の名前は聞かれずに、私の携帯番号の後ろに （長男嫁）。あっそう、そういう扱いね。
そして我々の子供のことも聞かれ、さすが名前までは聞かなかったけれど住んでいるところは聞く。このあたりから普通そんなに聞きますか「？？？？」が私の頭の中に。
順番に今度は夫の弟に移っていきます。
「次男さんは、仙台に住んでいらっしゃるんですね。結婚は？」
「独身です」
「ということは、、、り・こ・ん なさったとか？」
「ええ、まぁ」
「その間にお子さんは？」
「一人います」
「男の子？女の子？」
「男の子ですけど」
「どちらが引き取ったのですか？」
「奥さんのほうですが・・・」
すると、看護師さん、相関図のお嫁さんと息子のところをひょうたん池のごとくに囲む。
こんなのアリですか！！！ もう私の「？」はマックスに。
家族の病歴とか聞かれるなら分かりますが、プライベートな話に異常に興味を示し根掘り葉掘り聞く。
あんたは女性週刊誌の記者か！
とっても不愉快。真面目に答える気が無くなりました。
諸々の入院手続きの数カ所の著名には、「名前の後に（長男嫁）と書いておきましょか」とわざと書いてやった。
失礼な話だよねと夫に話したら 「だいたいにおいて田舎は失礼だ」と。
どうですかねぇ〜、私も田舎は失礼だと思いましたです。このときばかりは。。。
