パシフィックネーションズ2019 トンガ戦

第二戦目は花園ラグビー場にてトンガ戦。花園ラグビー場は2018年最新の設備を整えて生まれ変わりました。これは行ってみなければの。息子達と家族で応援。しかし暑いっす。キックオフは19時過ぎとはいえ、というか真っ昼間では選手はもとより観客も熱中症多発となることでしょう。
近鉄線の東花園駅ラグビー場へ向かう道はマンホールの蓋もラグビー仕様。気持ちが昂ぶってきます。
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なにせW杯に向けての運営予行演習ですので、飲食類は持ち込み禁止。ホスト国として日本人も協力は惜しみません。でもこの暑さ入場ぎりぎりまでペットボトルは没収覚悟で水分を摂りました。場内の飲食販売コーナーは長蛇の列、いやいやこれには参りました。店舗を増やして欲しいのと、バドワイザーの350ml缶が900円とは高過ぎではありませんこと! 2本にしてストロングチューハイにする。それでも500円也。改善の余地ありですな。
なんでも混雑を避けるためにビールの売り子さんを20名出したらしいけれど、我がブロックには来てもらえませんでした。売り子さん配置は重宝するので本番には増やしてほしいと思いました。

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いよいよ試合開始、トンガのハカに大喝采。対戦成績は日本の8勝9敗。大負けでは無いにしろ勝利は一歩譲っている。今日で成績を並べることが出来るでしょうか。トンガといえば日本のラグビーの発展に力を与えてくれた国という認識が私に中にはあります。トンガから日本の大学に留学してラグビーに貢献してくれました。その第一人者として思い浮かべるのは、シナリ・ラトゥ(ラトゥ志南利)さん。1985年大東文化大学に留学し、同校を度の大学選手権優勝に導き、日本代表として初回のW杯から3回連続出場し、現在は本国籍を持ち、ラグビーワールドカップ2019アンバサダーとしても活動しています。こういう人を何故に日本ラグビー協会は役員にしないのか? 
おっと横道にそれましたが、圧倒的にゲームを支配した日本が41-7と完勝。日本が勝つとは思っていましたが、まさかこんな試合になるとは思ってもみませんでした。もうちょっとトンガも接戦に追い込むかと思っていましたので。
アマナキ・レレイ・マフィ、ヴァルアサエリ愛、ラファエレティモシー、松島幸太朗、福岡堅樹の5トライ。それぞれに持ち味を活かしたらしいトライは喜ばしいことです。田村優のキックも安定してましたし、フィジー戦に続いて日本代表の地力アップを感じさせてくれました。破壊力ならフィジーよりも強いトンガ選手を押し返すシーンも多かったです。スクラムは安定し、ラインアウトも成功率高し。ただ、ボール持つ選手を孤立させ、ボールを奪われるシーンも多々あったので、サポートはもっと早く寄る為の修正は必須ですね。なにせW杯本番となればこの「遅い」は大きな命取りになるでしょう。

ちなみに今の日本代表メンバーでトンガ出身は
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大先輩のラトゥ志南利さん  アマナキ・レレイ・マフィ  ヴァルアサエリ愛
               ヘルウヴェ      アタアタ・モエアキオラ


f:id:nikkokisuge:20190805143108j:plain:left  この日ジェイミー・ジョセフHCは不在でした。NZのお母さん急死され急遽NZに帰国しました。ご本人はトンガ戦を指揮するつもりでいたとのことですが、選手を始め帰国をすすめたとのこと。日本選手は腕に喪章を付け、観客への最後の挨拶や記念写真には田中選手やリーチ選手がお母さんの写真を持っていました。10日にフィジーで行われるアメリカ戦で合流とのことです。※写真はWEBより