パシフィック・ネーションズカップ 日本優勝!!

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8/10フィジーANZスタジアムで行われた最終戦アメリカ(13位)との対決。日本は(11位)フィジー、トンガと対戦し2連勝。かたやアメリカはカナダ、サモアに連勝しての優勝を決める直接対決。アメリカが勝てばPNC初優勝となります。日本は2011年に優勝していて2回めとなるやいなや。
日本はフィジー戦、トンガ戦と申し分ない戦いぶりを見せてくれました。しかし、アメリカっていつの間に力つけてきたのでしょうね。アメフト、野球、バスケのアメリカでラグビーが育つのが不思議であります。サッカーもすっかり根付いているのでラグビーも我々の情報不足だけのことで人気がでてきているのかもですね。2016年にはプロ化されているとのことですよ。いよいよ日本もプロ化への道へ進むでしょうね。
さてさて、そんな情報も無い私はこの試合楽勝じゃと高をくくっていましたが、これは去年のテストマッチのロシア戦を迎えるにあたっての心境と同じ。しかし結構すんなりとは行きませんでしたよ。体格はいいし強いし、開けてみて初めて強さを知ります。全くロシアと同じ印象を持ちました。結果的には34-20で競り勝ちました。ディフェンスも安定し大きなゲインも許すことなく勝った試合ではありましたが、ブレイクダウンや、スクラムでは苦労させられ、ハンドリングエラーと反則も多かったです。前回大会ではスクラムがお大きな武器でしたが、このPNC3試合でスクラムを押し込む場面はなかったですね。新ルールになって慣れていないからか、アメリカ戦では押されていました。スクラムの修正は大きな課題ですね。怪我人が多く出ていることも悩ましい負の連鎖となっているかもです。
しかしSOの田村は10番を背負って称賛に値する働きをしていますし、リーチも試合感が戻りつつあるし、連携もうまく行っているし、松島も福岡もらしさ満開のトライを決めてええじゃないの。
そして何より嬉しいのは、前の2戦では出番のなかった山中選手もスタメンとなり、初めは固くなっていたのか凡ミスをしたけれど、徐々に落ち着きを取り戻し素晴らしいプレーを見せてくれました。トライも決めて十分アピール出来たのではないでしょうか。
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この日本の活躍を見て日本と対戦するアイルランドのシュミットHCは「4年前のW杯で南アフリカを下したときは『番狂わせ』と言われたかもしれないが、今は違う」と語っているそうです。テストマッチもイタリア戦ではSOのセクストン選手らを温存させたとか。おう、その気なのね。日本もこのアメリカ戦ではトンプソンやマフィーを温存させた。日本もその気。。。
日本はこれで世界ランキング9位に上がるようです。ティア1の仲間入りでございます。
今月末には31名の代表メンバーが発表されます。フォワードの徳永選手、バックスの山中選手は入ってほしいですが、ポジション取りの競争は激しい。
そして選ばれた選手で9/6には南アフリカとの直前の試合があります。

※写真はWEBの記事より