東京文化会館 Birthday Concert

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 昨晩4/7水曜日、東京文化会館が開館60周年のお祝いでのプログラム。指揮は佐渡裕さん。1961年4月7日「新世界より」の演奏で東京文化会館は幕開けし、その翌月に佐渡さんは生まれたとのこと。還暦祝いの公演で「新世界より」の指揮をすることになってとても喜んでいらっしゃいました。少しお痩せになったかな。後ろ姿が安倍元総理に似てるような。
メゾ・ソプラノ:藤原実穂子さん。彼女の歌声が聴きたくて待ってましたとばかりに行ってきました。藤村さんはヨーロッパに拠点を置き世界的に活躍するメゾ・ソプラノ歌手。欧米で「最高のメゾソプラノの一人」と称されるほど「声楽技術、演技力といった実力で歌劇場や指揮者に気に入られたという、いわば本場で認められた初の日本人歌手といえる。」Wikipediaでも紹介されています。
本日の歌曲は、ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集。なかなかにこの歌曲は思い切った環境で創られたものですよ。ワーグナーはスポンサーの奥さん マティルダと恋に落ちます。マティルダには詩才があり、二人の不倫の愛の詩にワーグナーが曲をつけた、、、、、いいのかっ!! 藤村さんは5曲を甘美であったり、秘めた情熱を、不安や苦悩を、歓喜を歌い上げます。原語は分かりませんが、藤村さんの表情・手振り・声の強弱で十分伝わります。

 2年ぶりくらいのコンサートでしょうか。とても充実した気持ちで帰りました。はい、今晩は寝落ちすることなく最後まで聴きました。有難うございます。