2024年6月の俳句

麦の秋光りて十勝暮れきれず

麦の一大産地である十勝の風景。畑一面黄金に輝いて夕刻はまだまだ訪れないような印象です。季語:麦秋


枇杷熟れて光まぶしき安房の里

千葉県も枇杷の産地。やはり枇杷色に染まって。季語:枇杷


昼休み庭師の脱ぎし麦わら帽

お弁当の時間、縁側に座って麦わら帽を脱いで横にちょんと置き汗を拭く、そんな光景を懐かしく。
季語:麦わら帽・夏帽子。


夢二描くおんな素足の横座り

季語:素足・跣足


人と町つなぐクラフトビールかな
格別や五臓に沁みる昼ビール

地ビールは正直美味しくありませんでした。開発と研究のお陰で最近はとても美味しくなりました。地元としては「地ビールは不味い」を払拭するため「クラフトビール」と呼ぶようになったとか。地方に訪れた時は必ず地ビールを楽しみます。町の努力と旅行者たちを繋いでいるのでないかと。 
やはり昼間のビールは旨い! 季語:ビール。