映画 「人生、いろどり」


徳島県の小さな村。ご多分に漏れず高齢化した過疎。農村の生産に前向きな農協職員も出す案がなかなか思うように進みませんが、ある日小料理屋で料理に添えられた葉っぱにひらめきます。「つまもの」、村の山には木の葉ならいくらでもある。それが商品になるのならと。。。その提案に夫にもくもくと仕えてきた薫、独り住まいの花恵、都会から帰ってきた路子の3人の幼なじみのおばあちゃんが農協職員と立ち上がります。
四国の小さな村、上勝町での実話に基づく映画です。だんだん自立していく薫の姿は美しい。元気を貰います。何事もあきらめちゃいけませんね。歳だからと遠慮しちゃいけませんね、また歳だからとはたから言ってもいけませんね。
年齢を重ねた女同士の友情も喧嘩しながらも力です、信頼です。心から友のことを思える優しさが嬉しい。老人だからこそ友情の大切さが分かります。

日曜日の昼間の上映ですが、見に来ている人は老人がほとんど。なぜに雨のぱらつく日曜日に来るのかな。平日の方が街も映画館も空いているでしょうに、と思います。
でも銀座はホコテン。そんな街を歩くのが楽しいし、若い人たちに紛れるのも楽しいのかもですね。
きっと皆さん銀座の街をいつもより歩幅も大きく歩いて帰られたことと思います。